2000 Fiscal Year Annual Research Report
離散格子及び連続体モデルの融合化による相変態過程の高分解能混成計算
Project/Area Number |
12875114
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
毛利 哲夫 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20182157)
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Keywords | クラスター変分法 / Phase Field法 / 離散格子 / 連続体モデル / L10規則相 / B2規則相 / 組織形成 |
Research Abstract |
離散格子系に対する代表的な統計力学的手法であるクラスター変分法と、組織形成の記述に優れた連続体モデルに基づくPhase Field法の混成計算を試みた。本年度は、不規則相からL10規則相への変態と、不規則相からB2規則相への変態過程の計算を対象とした。 平衡状態図の計算を行った後、Phase Field法の自由エネルギーにクラスター変分法に基づくL10相とB2相の自由エネルギーを導入して、基本方程式の数値解を求めた。又、kineticsの詳細な検討を行う為に、これとは別個に経路確率法に基づく計算も行い、両者の比較検討を行った。主たる結果は以下の通りである。 (1) Phase Field法の結果は経路確率法の結果をよく再現するが、初期状態における非平衡性が強い系では不一致が大きくなる。 (2)実験で得られている内部組織の形成過程を再現するためにはヴァリアントを正確に考慮する必要がある。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Tetsuo Mohri: "Pseudo-critical slowing down within the cluster variation method and the path probability method"Modeling and Simulation in Materials Science and Engineering. 8. 239-249 (2000)
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[Publications] Tetsuo MOHRI: "Theoretical Study of Spinodal Disordering and Disordering Relaxation"Properties of Complex Inorganic Solids. 2. 123-138 (2000)
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[Publications] Munekazu Ohno: "Phase field calculations with CVM free energy for a disorder-B2 transition"Materials Science and Engineering. (2001)
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[Publications] 大野宗一: "原子レベルからの内部組織の計算"相分解による組織形成過程研究会成果報告書(社団法人 日本鉄鋼協会). (2001)