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2000 Fiscal Year Annual Research Report

FISH法による造血幹細胞移植後の生着時期とGVHD発現に関する検討

Research Project

Project/Area Number 12877120
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

小林 良二  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (30301899)

Keywords造血幹細胞移植 / GVHD / FISH
Research Abstract

重症のGVHDは骨髄回復より早く発現し、診断も困難である場合が多い。このため、重症GVHDは早期に提供者リンパ球が末梢血中に発現するという仮定の下に、末梢血中提供者由来のリンパ球の発現の程度を検索することによりGVHDの重症度との関連を調べ、さらにGVHD発現の早期の指標となる可能性を模索する研究を行った。実際には提供者と患者が異性である場合に限り患者末梢血をXY probeを用いたFISH法(fluorescence in situ hybridization)にてキメリズムの解析を行った。
症例は5例で、年齢は2〜10歳、性別は男3例、女2例であった。原疾患は急性リンパ性白血病3例、再生不良性貧血1例、Hunter症候群1例であった。移植はいずれも骨髄移植で、ドナーは血縁が2例、非血縁が3例でいずれも異性間であった。急性GVHDの発現は全くない0度が3例、II度が1例、III度が1例であった。これらの症例の末梢血を移植後1,5,8,12,15,22日目に採取・処理・保存した。これらの検体をXY probeを用いてFISHによる検索を行いキメリズムの有無を検討した。
その結果は、GVHDの発現による両群が2例及び3例と症例数が少ないため現在のところ差を認めていない。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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