2001 Fiscal Year Annual Research Report
Phage displayを用いたセミノーマの血清マーカーの開発
Project/Area Number |
12877249
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大山 力 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80282135)
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Keywords | セミノーマ / 血清マーカー / ファージディスプレイ |
Research Abstract |
我々は下記の検討を行った。 i)phage display random peptide libraryの作製 アミノ酸6個及び7個からなるphage display random peptide libraryを作製した。 ii)セミノーマの培養細胞樹立。 セミノーマ培養細胞株は既に樹立されているTcam-2およひJKT-1を譲り受けた。 iii)セミノーマに対する精巣摘出時、精巣動脈へのカニュレーションの可能性の検討。 セミノーマに対する高位精巣摘出術施行後、精巣動脈へのカニュレーションを試みた。精巣摘出後直ちに摘出標本をon iceとし、23G静脈内留置針の外筒を精巣動脈から挿入し留置を試みた。最初の2例は留置不可能であったが、3例目からは留置可能となった。その後、残存血液を生理食塩水て洗い流しrandom peptide libraryの注入が可能なことを確認した。 iv)精巣腫瘍摘出直後にphage display random peptide libraryを精巣動脈から注入し、腫瘍組織に結合したphageを回収した。 v)回収したlibraryから12個のクローンを選択したが、最終的にセミノーマ細胞と特異的に結合するクローンは得られなかった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Ohyama C., et al.: "Germ cell survival through carbohydrate-mediated"Science. 295. 124-127 (2002)
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[Publications] Yamashita S., Ohyama C. et al.: "Primary choriocarcinoma in the posterior mediastinum"The Journal of Urology. (in print).
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[Publications] Ohyama C. et al.: "Bilateral testicular tumors : Areport of a cases with a long-term follow-up"International Journal of Urology. (in print).
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[Publications] 大山 力, 喜屋武淳, 星 宣次: "精巣腫瘍の糖鎖生物学"組織培養工学. 27. 34-37 (2001)