2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12877314
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
荘村 泰治 大阪大学, 歯学研究科, 助教授 (10154692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 隆志 大阪大学, 歯学部・付属病院, 講師 (20198211)
寺岡 文雄 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (00099805)
高橋 純造 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (80029149)
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Keywords | 光印象 / 三次元形状計測 / 歯列 / レーザー計測 / 電子情報化 / コンピュータ |
Research Abstract |
本研究では光印象法による口腔内の三次元形状計測法の開発を目指している。 (1)直接印象法の開発 昨年度の研究により、VIVID-700から照射されたラインレーザをミラーを介し被験者の口腔内に導入する方法で光印象できることが確認できた。しかし、この装置では計測ピッチが0.5mm程度と少しあらく、印象精度の点で検討の余地があった。所が、昨春データピッチが0.2mm程度と高分解能のVIVID-900が発売され、これを別途科研費で購入する事ができた。 そこで今年度は、この装置を用いてまず前歯部の口腔内直接光印象を試みた。この際、歯の透明性によってレーザが透過し計測精度が低下するので、歯面の前処理を検討した。その結果、CAD/CAM法による歯科修復物製作システムCERECで用いられている白色パウダーを塗付すれば、透明感を抑え正確に計測できることがわかった。次に、臼歯部の印象法として、ミラーを用いてレーザーを口腔内に導入する方法を試みた。その結果、上顎では歯列咬合面だけでなく、口蓋を含めて計測することができた。このように、ミラーを用い複数計測したデータを合成することで、歯列全体の計測が行える可能性が示唆された。 (2)光印象した歯列と顔面の三次元データの統合 歯列の全形状を米印象するために、間接法も試みた。つまり、歯列模型をVIVIDで多方向から光印象し、そのデータを合成してアンダーカット部も含め全三次元形状を構築することができた。一方、顔面をVIVIDで3方向から直接光印象し、合成した。そして、バイトを口腔外に延長した先端にプレートを付けたインターフェースを作製し、これを上下模型と被験者の口腔内に保持した状態で計測し、両者のデータを共通として一致させることで、歯列と顔面三次元形状を統合することができた。
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Research Products
(1 results)