2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12877340
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
稲葉 大輔 岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (90146085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米満 正美 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (80092451)
染谷 美子 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (40316394)
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Keywords | 齲蝕 / 画像定量 / マイクロラジオグラフィ / 脱灰 / 再石灰化 / デジタルムービー / フローセル |
Research Abstract |
申請者らが先に開発したX線カメラの歯牙切片鼠料ホルダーを改変し,歯牙切片と反応溶液を封入可能なホルダーを開発した。同ホルダーでのマイクロラジオグラフの撮影条件を最適化した。その条件で反応溶液として0.1M乳酸溶液を適用した結果,健全状態から脱灰が進行する過程のマイクロラジオグラフを連続的に,最短30秒間隔で長期間にわたって撮影可能であった。次に反応溶液が歯牙切片周辺を通過可能なフローセルタイブの鼠料ホルダーを開発した。同様の脱灰実験をフローセルで行い,得られたマイクロラジオグラフのデジタル画像(TIFFフォーマット)から,独自に開発したソフトウエアによりミネラル濃度を計測した結果,従来のマイクロデンシトメーターによる計測と誤差のないミネラルパラメータ計測値(脱灰深度ld,ミネラル喪失量ΔZ)が得られることが確認された。また,画低計測による計測解像度は1.28μmで,光学的なデンシトメーターの解像度(4-6μm)よりも高精度であった。このフローセルに乳酸溶液を適用して,脱灰状態を連続的に撮影した結果,定量的なミネラル等価圃像のムービーとしてエナメル質の脱灰を経時観察することが可能であった。
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