2000 Fiscal Year Annual Research Report
アジア諸国高齢者の体力に関する共同研究のための企画調査
Project/Area Number |
12898004
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Research Institution | Osaka University of Health and Sport Sciences |
Principal Investigator |
金子 公宥 大阪体育大学, 体育学部, 副学長 (00067232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡山 寧子 京都府立医科大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50150850)
木村 みさか 京都府立医科大学, 医療技術短期大学部, 教授 (90150573)
淵本 隆文 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (90133537)
奥野 直 神戸女子短期大学部, 助教授 (90249483)
森本 武利 神戸女子短期大学部, 学長 (30079694)
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Keywords | 高齢者 / 体力 / アジア / 共同研究 |
Research Abstract |
本企画調査は、申請者らがこれまで積み重ねてきた高齢者の体力に関する研究成果を発展させ、アジアの研究者とともに「アジア諸国高齢者の体力に関する共同研究」を実施するための具体的な計画を立案することを目的に行った。 調査は国内から荒尾孝氏(明治生命体力医学研究所所長)、田中喜代次氏(筑波大学教授)を特別ゲストとして招き、外国から趙秋蓉氏(西安体育学院教授)、Zhai Qun氏(マカオ理工学院助教授)、Ha Amy氏(香港中文大学助教授)、Kim Hyun-soo氏(ソウル産業大学校助教授)の4名の研究者を招き、木村みさか氏(京都府立医科大学医療技術短期大学部教授)とともにシンポジウム形式で各国の高齢者の健康・体力に関する研究の現状と課題について意見交換するとともに、高齢者の体力測定に関するワークショップを開催し、以下の計画で国際共同研究を進めるべく検討していくこととなった。 測定項目として、(1)身体計測は共通項目として身長、体重、BMI、自由項目として血圧、体脂肪率、(2)体力測定は共通項目として閉眼片足立ち、開眼片足立ち、ステッピング、長座位体前屈、握力、SSTw、自由項目として垂直跳び、ファンクショナルリーチテスト、歩行テストとする。検討課題として、自動血圧計と水銀血圧計の測定誤差の検討、長座位体前屈について日本が用いている従来法とカナダ法あるいは新文部省法の検討、握力についてデジタル計での測定誤差の検討、垂直跳びとスクワット法の検討などがあげられた。質問紙については、各研究者が現在使用している調査用紙を検討しながら共通調査項目の原案を作成する。調査対象者については、(1)都市に在住者で、地域を代表する一般的なサンプル、(2)年齢は60歳以上、(3)サンプル数は60-64歳、65-69歳、70-74歳、75歳以上の5歳間隔の各年齢階級で男女各50名とした。
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