2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12898019
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
横沢 英良 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (90012765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小南 欽一郎 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (80304830)
岩井 一宏 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (60252459)
安田 秀世 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (40111554)
木南 英紀 順天堂大学, 医学部, 教授 (10035496)
千葉 智樹 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (00311423)
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Keywords | ユビキチン / 細胞周期 / ストレス応答 / ユビキチン様蛋白質 / 脱ユビキチン化 / プロテアソーム / ユビキチンワールド |
Research Abstract |
1.究成果報告会および公開ワークショップの開催:ユビキチンワールドの研究領域は、新展開しつつ成長期の研究領域であり、かつ、その成果が他の研究領域に波及し新たな研究へと展開することが期待される分野でもある。本研究の推進には他の関連研究領域との交流が極めて重要である。その目的のため、また、班員が集まる研究報告会を兼ねて、2日間の公開ワークショップ「ユビキチンワールド:新しい生体反応制御システム」を開催した。そのワークショップで、班員全員が研究成果を発表して研究の到達点を確認し、相互の助言を行った。また、班員以外の関連分野の研究者11名を招待して講演を依頼し、ユビキチンワールドの研究領域全体に対する理解を広め、活性化を図った。講演者以外の聴衆も多数参加し、活発な討論がなされた。この成果をもとに、今後、ユビキチンワールドに関する新しい研究の展開が十分に期待される。2.共同研究の推進:班員間の密接な日常的情報交換と協力体制の構築につとめた。その中で、細胞周期制御におけるユビキチンシステムの機能とそれに対するユビキチン様蛋白質による制御機構の解析、ストレス応答におけるユビキチンシステムの機能の解析、ユビキチン化の逆反応である脱ユビキチン化反応の解析、そして、分解マシンである 26Sプロテアソームを構成するユビキチン認識サブユニットの機能解析が進み、ユビキチンワールドの新しい概念の構築に貢献した。今後、生命現象を制御するシステムとしてのユビキチンワールドの重要性がますます明らかになると期待される。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] H.Kawahara: "Developmentally regulated, alternative splicing of the Rpn10 gene generates multiple forms of 26S proteasomes."EMBO Journal. 19・15. 4144-4153 (2000)
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[Publications] T.Nishida: "A novel mammalian Smt3-specific isopeptidase 1 (SMT3IP1) localized in the nucleolus at interphase."European Journal of Biochemistry. 267・21. 6423-6427 (2000)
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[Publications] T.Kamura: "Activation of HIF1alpha ubiquitination by a reconstituted von Hippel-Lindau (VHL) tumor suppressor complex."Proceedings of the National Academy of Sciences of USA. 97・19. 10430-10435 (2000)
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[Publications] A.Yamanaka: "Cell cycle-dependent expression of mammalian E2-C regulated by the anaphase-promoting complex/cyclosome."Molecular Biology of the Cell. 11・8. 2821-2831 (2000)
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[Publications] F.Osaka: "Covalent modifier NEDD8 is essential for SCF ubiquitin-ligase in fission yeast."EMBO Journal. 19・13. 3475-3484 (2000)
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[Publications] I.Tanida: "The human homolog of Saccharomyces cerevisiae Apg7p is a protein-activating enzyme for multiple substrates including human Apg12p, GATE-16, GABARAP, and MAP-LC3."Journal of Biological Chemistry. 276・3. 1701-1706 (2001)