2013 Fiscal Year Annual Research Report
洋上風力・潮力ハイブリッド発電システムとその系統連系特性
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12F02362
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
白井 康之 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (60179033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAHMAN Mohammad 京都大学, エネルギー科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 風力発電 / 系統連系 / 系統安定化 / 潮力発電 |
Outline of Annual Research Achievements |
洋上風力発電の風況による出力変動を抑制し、系統連系したときの系統への影響を低減するために、比較的小型の潮力発電を併設して、ハイブリッド発電とするシステムについて、電力系統連系における問題点とその解決法について、研究を進めている。 電力系統のシミュレーションソフトの中に、提案するシステムのモデルを構築して、シミュレーション実験により、変動抑制の効果を示した。特に出力変動の周波数による補償特性を明らかにした。さらに、実験室レベルの小形実験モデルを設計製作し、補償制御システムを構築して、実験的に変動抑制特性を示した。 風力発電の出力変動を潮力発電の出力調整制御によって、抑制するコントロールシステムの設計し、その有効性を示している。系統連系点にエネルギー貯蔵装置として、SMES(超電導エネルギー貯蔵装置)を設置し、系統連系の安定化を図れることを示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
提案システムの系統シミュレーションモデルは構築済みである。風力発電および潮力発電の容量や慣性などをパラメータとして、変動補償効果が検証できる。このシステムに、超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)モデルや電池貯蔵システム(BES)のシミュレーションモデルを導入する準備ができている。 実験装置に関しても、ハイブリッド発電システムも制御モデルを構築し、効果検証が実施している。これに、超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)モデルや電池貯蔵システム(BES)モデルを直流連系点に設置できるDCDC双方向コンバータを準備している。
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Strategy for Future Research Activity |
実験計画に関しては、ハイブリッド発電の模擬システムの整備を進め、直流側リンク点において超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)モデルや電池貯蔵システム(BES)モデルを導入し、遅い大きな変動には潮力発電システムの制御、比較的速い変動に関しては、SMESやBESで分担して対応するシステムを構築し、系統安定化効果の検証を進める。
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Research Products
(1 results)