2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12F02733
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹村 彰通 東京大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HOSSEINI Mohamadreza 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 外国人特別研究員
|
Keywords | 時系列解析 / 空間統計 / 関数補完 |
Research Abstract |
現在、以下の研究が進展中である。 1.スパースなデータに基づいて、滑らかな関数を推定・補完する方法の研究 この研究は、たとえば大気汚染に関するデータのように、多くの地域に分散しており、また観測地点がまばらな時系列データの補完法に関するものである。この研究では、時系列データがリプシッツ連続性の意味で滑らかに変化することを仮定するによって、最大値ノルムの意味で近似の誤差を小さくするという考え方に基づいている。この研究の結果は2013年2月にオーストラリアで開催されたYoung Statisticians Conference 2013及びメルボルン大学にて研究発表している。 2.非線形時系列解析の新たなモデル 新たな非線形時系列モデルとして、自己回帰係数及び誤差分散がともに時間とともに周期的に変化するモデルを提案している。このモデルはおもに気候データの解析に用いるものであり、農作物の収量の予測などに重要なモデルである。実際に、Hosseiniの母国である、イランの長期にわたる気候データにこのモデルを適用して、その有用性を確認している。研究結果はイランのVali-Asr大学において2013の3月の講演で発表している。また、この論文を韓国において2013年の7月に開催される"33rd International Symposium on Forecasting"に投稿して旅費の補助つきで採択されており、国際的にも注目されている。論文の完成後はJournal of Forecastingに投稿予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Hosseiniと竹村は、頻繁に研究打ち合わせをおこなっており、それによってHosseiniの研究は当初の計画にそって、成果が得られている。論文の国際会議での発表も積極的におこなっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後とも、研究計画にそって時系列解析のモデルの開発を推し進める。
|
Research Products
(2 results)