2014 Fiscal Year Annual Research Report
個別要素法による地盤材料のモデル化に基づく地盤挙動予測/実務設計への適用
Project/Area Number |
12J03347
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福元 豊 京都大学, 農学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地盤工学 / 粒状体 / 混相流 / 個別要素法 / 格子ボルツマン法 / 数値シミュレーション / 石積み擁壁 / 浸透破壊 |
Outline of Annual Research Achievements |
粒子ベースのシミュレーション手法(DEMとLBM)を地盤・土構造物の破壊問題・動的問題へと適用を進めた.解析対象は地震時のダム堤体リップラップ(張石)変状問題(研究A-1)と石積み擁壁の安定問題(研究A-2 )とした.また,地盤のミクロな力学機構とマクロな挙動との関係性(研究B)についての研究も行った. 研究A-1では,粒子ベースの数値シミュレーション手法をダム堤体のような実物大スケールの土構造物の大変形問題へと適用することの有用性を示した.この内容については,前年度までに当初から計画していた研究目標を達成しており,海外・国内学会での発表も既に終えている. 研究A-2では,石積み擁壁の安定性と地震時変形を検討する上でDEMを用いた粒子ベースのモデル化が有効であることを示した.この内容は論文としてまとめ上げ,本年度中に地盤工学分野の国際誌である Soils and Foundationsに掲載された.また,同内容は国際会議においても発表した. 研究Bでは,前年度までに,浸透流を伴う粒状体のマイクロメカニクスを調べるためのDEMとLBMを連成させた手法を開発した.本年度はこの手法を地盤材料の浸透破壊や侵食の問題へと適用するとともに,より応用範囲を広げるための安定計算手法の導入に取り組んだ.これらの成果は,複数の国内学会で発表した.来年度には,国内外での発表と併せて,本年度に得られた成果を国際誌と国内誌へ発表する予定である.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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