2014 Fiscal Year Annual Research Report
高エネルギー宇宙線観測による近傍加速源・暗黒物質の探索
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12J04098
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
仁井田 多絵 早稲田大学, 理工学術院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 宇宙物理 / 高エネルギー宇宙線 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、国際宇宙ステーション(ISS)にて宇宙線加速源の直接観測や暗黒物質の正体解明を目指す、高エネルギー宇宙線検出器CALET(CALorimetric Electron Telescope)の性能評価を行ない、高精度長期観測の実現に向けて装置運用およびデータ解析の手法を開発することである。最終年度である平成26年度には、主にシミュレーションデータ解析による、軌道上装置較正手法の開発を行なった。宇宙空間における長期観測では、環境変化や経年による出力値の変動を補正するため、定期的な装置較正が必要とされる。この手法確立と精度検証のため、まずシミュレーションにより、較正に使用する宇宙線陽子・ヘリウムの軌道上フラックスを再現し、CALET検出器との相互作用を計算した。さらに入射粒子の到来方向と相互作用位置を推定するアルゴリズムを開発し、較正に使用可能なイベントの選別を行なった。その結果、検出器を構成する各シンチレータについて、90分(ISS軌道1周期)で1回のキャリブレーションに必要な統計量が取得・選別できることが示された。これらの成果は国内学会(日本物理学会)、国際会議(Committee on Space Research)で発表した他、Advances in Space Researchに論文の形で発表した。また気球実験・加速器実験による装置性能の実証から軌道上装置較正手法の開発、観測予測までの一連の流れを学位論文としてまとめた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] A balloon experiment using CALET prototype (bCALET-2)2015
Author(s)
T. Niita, S. Torii, K. Kasahara, H. Muarakami, S. Ozawa, Y. Ueyama, Y. Akaike, T. Tamura, K, Yoshida, Y. Katayose, Y. Shimizu, H. Fuke
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Journal Title
Advances in Space Research
Volume: 55
Pages: 753-760
DOI
Peer Reviewed
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