2012 Fiscal Year Annual Research Report
マインドリーディングのメカニズムとロールプレイの効果に関する発達的研究
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12J04681
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
古見 文一 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 心の理論 / ロールプレイ / マインドリーディング / 色覚異常 |
Research Abstract |
本年度は,昨年度『心理学研究』に査読審査の上,受理された"ロールプレイ体験がマインドリーディングの活性化に及ぼす効果"が4月に掲載された。また,昨年度に行った研究"ロールプレイ体験がマインドリーディングの活性化に及ぼす効果の発達的研究"を『発達心理学研究』に投稿し,査読審査の上,受理された。学会発表としては,国際学会では,24th Association for Psychological Science Annual Meetingにて『心理学研究』に掲載された研究の内容をポスターセッションで発表し,42nd Annual Meeting of the Jean Piaget Societyにて『発達心理学研究』に受理された研究の内容をポスターセッションで発表した。。 9月中旬から12月初旬にかけてはイギリスにて研究滞在を行った。最初の一カ月はPlymouth UniversityのDr Rebecca Mckenzieのところに滞在し,現在計画中の共同研究の準備と,イギリスの幼稚園および特別支援学校の見学を行った。また,国際学会Concept of Childhood Conference in Europeにて現在行っている観察研究の一部を発表した。次の約一ヶ月半はLancaster UniversityのProf Charlie Lewisのところに滞在し,イギリスの最新の研究に触れ,また自身も研究発表を行い,現地の研究者や院生と議論を行った。残りの期間はロンドンに滞在し,関連研究を行っているDr Iroise Dumontheilを訪問し,ディスカッションを行ったり,自閉症研究の第一人者であるProf Uta Frithと面会し,自分の研究についてディスカッションを行ったりした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究計画調書に記載した内容に加えて新たな実験パラダイムを考案し,調査を行うことができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
児童,成人を対象とした研究をすすめ,マインドリーディングとロールプレイのメカニズム解明にせまる。
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Research Products
(5 results)