2012 Fiscal Year Annual Research Report
熱帯アフリカ山岳地域における氷河後退の研究-気候変動予測と人間活動への影響評価
Project/Area Number |
12J04687
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
原 宏輔 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 氷河後退 / 気候変動 |
Research Abstract |
当研究員は,アフリカの氷河後退と氷河上の雪氷微生物の関係,また,氷河融解と周辺住民との関係等について,興味を持ち研究を行ってきた.特に研究テーマをアフリカ・ウガンダのルウェンゾリ山地の氷河上雪氷微生物群集に絞って,顕微鏡観察を主な手法として研究を行ってきた.今年度,2度にわたり海外の氷河に関しフィールドワークを行い,持ち帰った氷河・雪のサンプルをもとにアフリカ・ルウェンゾリ山の氷河の微生物の分析を行った.そして当該研究の成果を,9月に雪氷学会にて発表を行い,また年度末に京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科の博士予備論文(修士論文)として提出した. 当研究員は,受け入れ研究機関以外の研究施設(国立極地研究所など)も利用しながら積極的に研究に取り組んでおり、アフリカの氷河の雪氷微生物研究はほとんど行われていない中,着実に成果を出しつつあると思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究は予定通り進んでいるが、成果発表となる学会発表や論文執筆が充分でないため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きフィールドワークを行うこと、および、成果発表をより多く行うこと。
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Research Products
(1 results)