2014 Fiscal Year Annual Research Report
品質管理におけるPrincipal Pointsに関する研究
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12J06963
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
山下 遥 慶應義塾大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 回帰分析 / 推定 / モデル選択 / ロジスティック回帰分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,Principal Pointsを用いた顧客満足度・サービス品質の定量化に関する研究の一貫として,去年から研究を開始していた2値型Principal Pointsを用いた重回帰分析モデルを,より,現実に近い分析視座へと発展させるとともに,データから2値型Principal Pointsを推定の際に用いる対数線形モデルを決定するためのモデル選択規準に関する研究を展開した.これらの成果は,昨年度の研究における限界を補うものであり,これにより2値型Principal Pointsを用いた実データの解析に関する汎用性を高まめることができたと考えられる. また,現在まで蓄積してきた2値型Principal Pointsの研究成果(2値型Principal Points, 2値型Principal Pointsの推定,回帰型Principal Points, ロジスティック回帰型Principal Points)を様々なデータ解析に応用し(スキー場の観客数のデータ,Arxivの論文における文書データ,ECサイトにおける顧客の購買データなど),2値型Principal Pointsの適用例をしめすとともに,当該研究のマーケティング・サイエンスへの応用の有効性を明らかにした.すなわち,経営品質を評価するための手法を新たに提案することができた. 今年度の研究成果により,「品質管理におけるPrincipal Points」の研究が完成し,新たな経営品質を評価するための新たな研究視座を確立することができた.さらに,従来,経営および品質といった研究テーマにおいて,それぞれ異なるアプローチでの研究が展開されていたこれまでの一連の研究に対して,経営品質における「経営」と「品質」に関する既存の枠組みを超えて,文理融合型の研究の基礎を築くことができた.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)