2014 Fiscal Year Annual Research Report
植物病原糸状菌における比較・機能ゲノミクス研究を基盤とした病原性発現機構解析
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12J08246
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
高尾 和実 鳥取大学, 連合農学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | Alternaria alternata / トマトアルターナリア茎枯病菌 / LaeA / 病原性遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
LaeA遺伝子は多数の二次代謝産物を制御するグローバルレギュレーターとしてAspergillus nidulansで発見され、Aspergillus属菌においてクロマチンレベルで発現を制御していると考えられている。本遺伝子の変異株を使った解析は複数の病原性関連遺伝子を見出す事に繋がる可能性がある。本実験ではnecrotroph植物病原菌である茎枯病菌 (Alternaria alternata tomato pathotype) のドラフトゲノム解析の情報を活用し、VelBおよびVeA候補遺伝子の同定に成功した。遺伝子ターゲッティングにより、現在これら遺伝子の病原性への関連について詳細な解析を進めている。また、同様に病原性関連遺伝子の探索を行い、常染色体に座乗する7遺伝子およびCD染色体に座乗する6遺伝子について、遺伝子ターゲッティングにより変異株を作出し、病原性解析およびAAL毒素生産能検定を行った。その結果、その中の4遺伝子について病原性への関連が認められた。 グローバルレギュレーターであるLaeAが他菌でも同様の機能を持つか調べるために、褐色輪紋病菌であるCorynespora cassiicolaおよびシイタケであるLentinula edodesについて当研究室でドラフトゲノム解析を行い、LaeA遺伝子ホモログの同定を行った。両菌株にLaeAホモログが存在することが明らかとなり、現在変異株を作出中である。これら、植物病原菌の病原性発現機構を分子レベルで解明することは、耐病性作物の育種および新規農薬の研究開発や新たな防除法の立案などの活用に繋がる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)