2014 Fiscal Year Annual Research Report
異常アミノ酸含有環状デプシペプチド類の合成とCCR5阻害剤の探索
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12J08696
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
菊池 真理 山形大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | callipeltin / 環状デプシペプチド / 異常アミノ酸 / 全合成 / Fmoc 固相ペプチド合成 / 細胞毒性 / HeLa / 抗ウイルス剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度 callipeltin B の全合成を達成したが, その環化前駆体である保護 callipeltin M を用いた環化条件の最適化を行った. その結果, より効率の良い条件 (DIPCI/DMAP) を見出すことに成功した. 次に, これまでに合成した callipeltin B, E, M ならびにそのアナログ体と, 天然抽出物由来の callipeltin B を用いて HeLa 細胞に対する毒性を評価した. 合成したペプチドはいずれも毒性が見られなかったが, 天然由来物のみ CC50=130 μM の毒性を示すという結果が得られた. 合成品と天然物が全く異なる結果を示したことから, これらの各スペクトルデータを詳細に解析したところ, 天然物中に callipeltin C と H が約17%存在していることが明らかとなった. 一方で callipeltin C は CC50=17 μM という細胞毒性を示し, これまでの解析結果と相関が見られた. さらに, callipeltin A の鎖状部に相当する callipeltin D は細胞毒性を示さなかった. 以上の結果から細胞毒性を示すためには鎖状部分と環状部分の両方のモチーフが必要であることがわかった. 今後抗ウイルス剤開発を進めていく上で有力な知見が得られたと考えられる. 一方で, callipeltin E, M 合成時に確認された副産物の同定を試みた. 1H NMR および MS によるフラグメント解析の結果 βMOY 部が βAla に置換されたペプチドであることを明らかにした. これは Fmoc-OSu を用いた Fmoc 化時に副生する Fmoc-βAla-OH に由来するものであったが, 副反応の回避は困難であった. より純度の高い化合物を得るための試薬開発が望まれる.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)