2014 Fiscal Year Annual Research Report
身体情報フィードバックを用いた人の起立運動改善システムの構築
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12J08702
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安 琪 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 起立動作 / 筋シナジー / 神経筋骨格モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国の高齢者人口は20%を超え,社会保障費の増大や介護者への負担,生活の質の低下が問題となっている.その状況を改善するため本研究では,ヒトの日常生活動作の起点となるヒト起立動作に着目した.ヒトは異なる座面高においても運動速度を調整しながら起立を達成することができる.これはヒトの身体に含まれる冗長性に起因するものであるが,運動中にヒトがどのようにこの冗長な筋をいかに制御しているのか十分に解明されていない.そのため本研究では特に筋シナジーと呼ばれる複数筋の協調という運動単位に注目した解析を行い,ヒトの起立動作中にどのような筋シナジー構造があって,異なる運動に対していかに適応的に運動を達成するのかを明らかにした. ヒト被験者に対する計測実験では,運動中の身体軌道・床反力・筋活動を計測し,それらのデータから非負値行列因子分解を用いることで,筋シナジーを抽出する.身体軌道と床反力のデータはそれぞれ起立における4つのフェーズを同定するために用いた(上体の前屈,離床,全身の伸展,姿勢制御).特に異なる座面高と運動速度が異なる起立動作に対しても,4つの非常に類似した筋シナジーの空間パターンが存在し,異なる座面高に対してはその振幅を調整し,異なる運動速度に対しては継続時間を調整することで個別の筋を制御することなく適応的な動作が生成されることを示すことができた.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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