2013 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル・サミットと国際市民活動の循環的相互影響:WTO閣僚会議とG8を事例に
Project/Area Number |
12J09965
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
富永 京子 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 社会運動論 / 社会ネットワーク分析 / 反グローバリズム運動 |
Research Abstract |
本年度は昨年度行った調査と分析データの整理・報告を主に行った。とりわけ、二回の方法論に関する国際カンファレンス(INSNA : International Network for Social Network Analysis, ASNA : Applicationsof Social Network Analysis)において報告を行い、欧州を中心とした社会ネットワーク分析・組織論の研究者とディスカッションを行ったことは、今後の研究においても非常に意義深いものであったと考えられる。 また、社会運動論の理論的な学習に関しても、海外の研究者たちと多く議論した。5月のドイツ・ベルリン訪問では、いくつかのプロジェクトにおいて共同研究を行っているErnesto Cruz Ruiz (University of Osnabruck)と、また8月のイョーテボリ訪問では、来年のInternational Sociological Association Yokohama 2014 Congressにて同部会をオーガナイズするChristoph Haug (University of Gothenburg)、また日本の運動を都市社会学の立場から研究しているCarl Cassegard (University of Gothenburg)と議論を行った。 これらの成果は、本年度に刊行したいくつかの論文に記したとおりだが、今年度の代表的な成果として富永京子「社会運動における離脱の意味――脱退、燃え尽き、中断をもたらす運動参加者の人間関係認識――」『ソシオロゴス』(ソシオロゴス編集委員会, 第37号)、富永京子「社会運動への参加が人々にもたらす影響――2008年北海道洞爺湖G8サミット抗議行動を事例として」『社会学年誌』(早稲田社会学会, 第55号)などがある。詳しくは下記をご参照いただきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Research Products
(8 results)