2001 Fiscal Year Annual Research Report
映像教材メディアネットワーク活用双方向授業およびそのシステムの開発
Project/Area Number |
13020201
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
阿部 和厚 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10001869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (00157025)
渡邊 智 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (20292005)
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Keywords | デジタル編集システム / 映像教材パッケージ / ネットワーク活用 / 双方向授業 |
Research Abstract |
この研究では、以下を構築し、北海道大学医学部で活用している。1)ビデオをデジタル編集する簡易システムを構築した。これにより、動画教材の作成が容易になった。2)医学教育における組織学実習アトラスを構築した(http://www.med.hokudai.ac.jp/〜anat-3w/histology/histat fr.html)。このアトラスは約1000の画像をもち、国内では最も充実したものとなった。3)組織学実習説明ビデオを20本作成し(http://www.med.hokudai.ac.jp/〜anat-3w/movie.html)、ホームページに組み込んだ。これには、大学放送講座の番組に用いた画像も利用した。この形のものは世界でも最初である。このビデオは、CD-R、DVDパッケージを作成し、学生への貸し出しも可能とした。4)ホームページ活用の双方向授業を確立した(http://www.med.hokudai.ac.jp/〜enshu/theme/index.html)。5)このデジタル編集システムと同様のシステムを新設の情報教育館のメディアラボに設置できるようにした。 組織学実習は100人授業である。これには3、4人の教官しか指導にあたれない。しかし、実習室にネットワーク接続のコンピュータ20台を設置したことにより、学生は実習中に随時、ホームページを開いて、アトラス、説明ビデオを参考にしている。これらのコンテンツは、同時に何人でも開けるため、20人のティーチング・アシスタントを持つと同様の効果を示す。 現在、学内では動画も自由に配信、受信できる環境にある。学生の利用からみても、このような教材は、学生の学習、理解にきわめて有効なことがわかる。上記のようなシステムでは、各授業に適応したコンテンツを容易に制作でき、何時でも教材を作成し、蓄積していける。
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