2002 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア出版文化の研究 調整班C出版環境・D出版文化
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13021103
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
大塚 秀高 埼玉大学, 教養学部, 教授 (30126007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄垣内 正弘 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60025088)
浅野 裕一 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (20127476)
赤尾 栄慶 京都国立博物館, 学芸課, 主任研究員 (20175764)
高田 時雄 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
高山 節也 二松学舎大学, 文学部, 教授 (80136580)
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Keywords | 出版環境 / 出版文化 / 中国 / 韓国 / 小説 |
Research Abstract |
調整班C・Dは、出版環境・出版文化という課題によって統括されているのであるが、その必然のなりゆきとして、文化圏を異にする者が集まる結果となっている。漢字文化を基本とする「東アジア出版文化の研究」といえども、日本・中国・韓国では情況もことなる。これに加え、モンゴル・チベット・ウイグルとなると、いかに手広く研究している研究者であっても、まんべんなく関心を維持することはできない。むしろ、他班の方に研究交流をしたい研究者がいることが多い。そこで、調整班の主催する研究集会であっても、当該研究班の課題にとらわれず、班横断的な研究集会を目指してよいし、むしろそうあるべきであると考えられる。 そこで、平成14年度は、韓国・朝鮮の出版文化をメイン・テーマとした研究集会を企画した。具体的には、韓国の中国文学研究者三名を招請し、その立場から、韓国の出版文化をテーマとした報告を、本年八月に、東京・本郷と、宮城のくりこま高原でおこなってもらった。この2回の研究集会は、前記の考え方をふまえ、東京・本郷のそれには他研究班のメンバーによる発表をも求め、くりこま高原のそれは中国古典小説研究会との共催とし、そのメンバーによる東アジア、なかんずく中国の出版文化をテーマとした発表を求め、可能な限りテーマに一貫性を持たせるようはかった。平成15年度以降も、こうしたスタイルの研究集会を企図してゆきたいと考えている。なお、韓国人研究者による論文は、本特定研究の第二回国際研究集会の論文などを集めた論文集と、中国古典小説研究会の機関誌『中国古典小説研究』に分載する予定である。また、上記の第一回本郷学会と第二回くりこま学会の発表資料(韓国人研究者の論文6本の初稿を含む)については、『平成13年度〜平成14年度科学研究費補助金(特定領域研究(A)(1))研究成果報告書 東アジア出版文化の研究 調整班C出版環境・D出版文化』に収載している。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 大塚 秀高: "佐伯文庫旧蔵曁現存書目録(漢籍之部)解説(其の一)"『江戸時代における漢籍の流伝-佐伯文庫を例に-』(平成13〜14年度科学研究費補助金特定領域研究(A2)研究成果報告書). 1-25 (2003)
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[Publications] 大塚 秀高: "方功恵碧琳瑯館書目(初稿)"『江戸時代における漢籍の流伝-佐伯文庫を例に-』(平成13〜14年度科学研究費補助金特定領域研究(A2)研究成果報告書). 5+134 (2003)
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[Publications] 浅野 裕一: "戦後楚簡『周易』について"中国研究集刊. 29. (2001)
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[Publications] 庄垣内 正弘: "ロシア所蔵ウイグル語断片の研究3"京都大学言語学研究. 20. (2001)
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[Publications] 高山 節也: "《蘇氏印略》の版本について"東アジア出版文化研究 にわたずみ. (2003)
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[Publications] 高田 時雄: "『西儒耳目資』以前-中国のアルファベット-"『明清時代の音韻学』(京都大学人文科学研究所研究報告). 123-136 (2001)