2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13126205
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
永井 正敏 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助教授 (20111635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾見 信三 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 教授 (70016393)
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Keywords | 劣化 / 劣化関数 / 分子反応工学 / モリブデン窒化物 / 水素化脱硫反応 / 光電子分光法 / フラクタル解析 |
Research Abstract |
(1)種々の劣化関数の検討 水素化脱硫反応に対する劣化関数:式φ(t)={r_1^0exp(-α_1t)+r_2^0exp(-α_2t)}/r^0の劣化関数に適合しない場合の劣化関数の導出を導出し、触媒劣化を検討した。例えば、φ=-k・ln(t+α);lnφ=-[ln(r^0/r_1^0)+α_1t]+ln[1+(r_2^0/r_1^0)・exp{(α_1-α_2)t}]:φ=1-k_1ln(t+α_1)+k_2exp(-α_2t) この研究成果はISCRE17(M80)で発表した。 (2)フラクタル解析によるモリブデン窒化物表面の評価 触媒表面の反応特性を理解するために、種々の吸着質(N_2,メタン,プロパン,イソブタン,ネオペンタン)の吸・脱着実験(重量法)から求めたフラクタル次元と、カルバゾールの水素化脱窒素反応に対するモリブデン窒化物の表面不均一性との関係をN_2吸着から求めた表面特性(比表面積)とフラクタル次元との関係から検討した。さらに、カルバゾールの水素化脱窒素反応に対するモリブデン窒化物触媒の水素化脱窒素活性とフラクタル次元との関係を考察した。 (3)触媒表面への吸着分子挙動 分子シミュレーション(Cerius2)により一酸化炭素やジベンゾチオフェン等のモリブデン窒化物・炭化物(硫化物)表面への吸着挙動を調べ、水素化脱硫反応に対する触媒活性点を検討している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] K.Hada, J.Tanabe, S.Omi, M.Nagai: "Characterization of Cobalt Molybdenum Nitrides for Thiophene HDS by XRD, TEM, and XPS"J.Catal.. 207. 10-22 (2002)
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[Publications] M.Nagai, H.Tominaga, A.Irisawa, S.Omi: "Deactivation Modeling of Nitrided and Sulfided Molybdena-Alumina Catalysts during the Hydrodesulfurization of Dibenzothiophene"Proceeding ISCRE17. M80 (2000)