2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13130101
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田中 秀数 東京工業大学, 極低温物性研究センター, 教授 (80188325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 仁 神戸大学, 分子フォトサイエンス研究センター, 教授 (70194173)
金道 浩一 大阪大学, 極限科学研究センター, 教授 (20205058)
上田 寛 東京大学, 物性研究所, 教授 (20127054)
利根川 孝 福井工業大学, 工学部, 教授 (80028167)
内野倉 國光 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20015564)
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Keywords | 強磁場 / 量子効果 / 磁場誘起磁気現象 / 新物質 / 量子スピン系 / フラストレーション / 低次元磁性体 / スピンギャップ |
Research Abstract |
本年度はまず,平成14年6月5日と6日に班員及びその研究室関係者で研究会を開催し,これまでの研究状況と今後の研究計画や研究協力体制を話し合った.また班員以外の国内研究者と海外の研究者を招待して第2回公開シンポジウムを行うことを決定した. 第2回公開シンポジウムは平成14年12月4日から6日にかけて神戸大学神大会館で行った.海外からの招待者は理論と実験の各分野で活躍している若手研究者を選んだ.参加者は当初の予想を上回り100名近くに達していた.発表は口頭発表とポスター発表を合わせて62件あり,磁化の量子化に対応する磁化プラトー,磁場誘起相転移とボース凝縮,フラストレーションが強く関与した新奇な磁気現象や伝導現象などの新しい実験結果と理論の発表がなされた.これらは量子効果が顕著な新しい磁気現象として世界的に極めて高い関心がもたれているものである.また新物質も数多く紹介された.国内のシンポジウムであるにもかかわらず,発表は全て英語で行われた.それもあって海外研究者を含めての質疑応答は極めて活発であった.連日休憩時間やプログラム終了後に発表内容と今後の研究の展開についての議論や共同研究の話し合いがもたれた.今回の公開シンポジウムは大盛況のうちに終了した. ニュースレター(No.2)を発行し,本年度の総括班の活動を締めくくった.ニュースレターには本年度の活動と第2回公開シンポジウムの内容を詳しくまとめ,来年度の活動予定などを記した. また当研究分野で業績のあるドイツのハノーファー大学のH.-J.Mikeska教授を平成15年2月19日から一ヶ月間招聘し,東大,東工大,岡山大,日本原子力研究所等で講演をしていただき,研究結果についての議論や研究協力の打ち合わせをしていただいた.
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