2004 Fiscal Year Annual Research Report
DMFCによる環境低負荷型高効率エネルギー変換の新展開
Project/Area Number |
13134101
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山崎 陽太郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50124706)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰巳 敬 横浜国立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30101108)
金村 聖志 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30169552)
中川 紳好 群馬大学, 工学部, 助教授 (70217678)
北村 房男 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (00224973)
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Keywords | DMFC / DEFC / 小型燃料電池 / イオン伝導性膜 / メソポーラス炭素 / 電極触媒 / MEA / MEMS |
Research Abstract |
中間ヒアリングにおける審査結果を受け,本年度は特に基礎的なテーマとして,規則性ナノ空間制御による新型電極の開発に重点をおいて研究を進めた.そのために,メソ細孔性シリカをテンプレートとしたメソ構造カーボンの新規合成技術を構築してきたところ,本年度に至りその目処を付けることができた.現在,燃料電池の電極材料としての評価を進めている.また本年度から,人体に有害なメタノールの他に無害なエタノールを燃料とした直接形燃料電池の基礎研究を開始した.これはDMFCの研究で出てきた成果をもとにして,さらに理想的な燃料電池であるDEFCの実現を目指したものである.また,この燃料系自体が新規なものであるため,各研究グループの共通課題として取り組み,それぞれの視点から実験を開始し,着々と成果を挙げつつある. 総括班として主催した会議関係では,全体会議を平成16年5月29日(土)および平成17年2月28日(月)に,すずかけ台セミナープラザで開催した.これらの会議においては,各計画研究班における研究の進捗状況を確認するとともに,今年度の具体的な研究達成目標の設定について議論をおこなった.あわせて公開シンポジウム形式で各班における研究成果の発表を行った. このほか,海外における最新の研究動向に関する情報収集と研究成果の発表をおこなうため,2004 Joint International Meeting(平成16年10月2日〜9日,米国Honolulu)等の国際会議に参加し,招待講演および一般講演等を行った. また,平成16年度の本領域研究全体の成果概要をまとめた成果報告書(A4版約100ページ)を発行した。
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