2005 Fiscal Year Annual Research Report
DMFCによる環境低負荷型高効率エネルギー変換の新展開
Project/Area Number |
13134101
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山崎 陽太郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50124706)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰巳 敬 横浜国立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30101108)
金村 聖志 首都大学東京, 大学院工学研究科, 教授 (30169552)
中川 紳好 群馬大学, 工学部, 助教授 (70217678)
北村 房男 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (00224973)
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Keywords | DMFC / 小型燃料電池 / 白金触媒低減 / イオン伝導性膜 / メソポーラス炭素 / ナノ空間制御 / MEA / エタノール直接形 |
Research Abstract |
今年度は本特定領域研究の最終年度であり,各研究班が連携して取り組んできたテーマを中心に研究を進めた。特に「規則性ナノ空間制御による新型電極の開発」についてはメソポーラス炭素の合成と触媒の担持および電極材料としての評価を各班が垂直的に協力して研究を進めた。研究領域全体の円滑な運営と効率化をはかるべく,総括班では各研究班のとりまとめを頻繁におこなった。 また,これまでDMFCの要素技術研究で培ってきた成果をさらに発展させることを目的として,昨年度より新たな共通課題として取り入れた,人体無害であり,かつバイオマスを経由することによりCO_2循環型液体燃料となるエタノールを燃料とした直接形燃料電池(DEFC)の研究についても,その成果の取りまとめを行ってきた。 以上のほかにも,本領域研究全体を通して特筆すべき研究成果が数多く挙げられている。最終年度であるので,これらを総括し,有機的に取りまとめるための総括班会議を開催した。 成果公表関係では,領域全体としての成果を海外にも広く公表し評価を得るために,第46回電池討論会(平成17年11月16日(水)〜18日(金)名古屋国際会議場)において「DMFCテクノロジーの最前線(State-of-the-Art Program on New Technologies of DMFC)」と題する,招待講演13件の国際シンポジウムを開催した。本シンポジウムを企画するにあたり,米国ロスアラモス研究所,米国ジェット推進研究所,ローマ大学をはじめとする当該分野における著明な研究拠点から有力研究者を招聘すると共に,班長以下本領域研究の研究者が成果を発表し注目を集めた。
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