2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13136201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小川 忠彦 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (60271607)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 雄一 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (40314025)
塩川 和夫 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (80226092)
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Keywords | 赤道大気・プラズマ環境 / 赤道電離圏・熱圏・中間圏 / 熱圏大気光 / プラズマ・大気波動 / CCDカメラ / GPS衛星 / 国際情報交換 / インドネシア |
Research Abstract |
1.平成14年度からインドネシアのEARレーダーサイトで観測を開始する2種類の観測装置の製作を終了し、国内での調整・動作試験を行っている。これらの装置は、高度80-300kmに存在する原子・分子が発する夜間の大気光の輝度と回転温度を高感度で測定するための「空冷型冷却CCDカメラシステムを用いた分光温度計」と、汎世界測位(GPS)衛星からの電波を用いて電離圏の全電子数と電離圏シンチレーションを測定するための「2周波GPS連続観測システム」である。平成14年度の早期に野外テストを終了した後にインドネシアに搬送し、本研究課題を遂行するための本格観測を開始する予定である。 2.研究代表者と研究分担者2名が総括班会議(平成13年12月6日開催)に出席し、当該研究課題を円滑に進めるため、14年度における研究計画の妥当性や他研究課題との整合性について議論した。 3.平成13年10月31日から11月6日の間、研究分担者2名がインドネシアを訪問し、インドネシア航空宇宙庁(LAPAN)の関係者に対して当該研究計画を説明するとともに、共同研究の進め方を議論した。また、EARレーダーサイトを視察し、上記1の観測装置の設置場所を選定した。 4.平成14年3月18日-22日に京都で開催された「赤道大気結合(EPIC)国際シンポジウム」において、詳細な当該研究課題計画について研究代表者が口頭発表(招待講演)し、研究分担者2名は当該研究の先駆けとなる研究成果を口頭発表した。
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