2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13139203
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
和田 正三 基礎生物学研究所, 光情報研究部門, 特任教授 (60011681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島崎 研一郎 九州大学, 大学院理学研究院, 教授 (00124347)
長谷 あきら 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (40183082)
徳富 哲 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 教授 (90142009)
飯野 盛利 大阪市立大学, 大学院理学究科, 助教授 (50176054)
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Keywords | phot2 / フォトトロピン / シロイヌナズナ / 葉緑体運動 / 光逃避運動 / 青色光反応 / EST / シダ前葉体 |
Research Abstract |
我々は過去4年間当該特定領域研究を行い、フォトトロピン(phot)の仲介する諸現象を確定し、photの作用機作や光受容初期過程の解明など、photに関する多くの新知見を明らかにしてきた。その成果は4年間でnature誌に4報、science誌に1報発表したのを始め、幾多の論文として発表し、斯界に強い影響を与えてきた。我々特定領域研究グループの班員の努力により、フォトトロピンの研究は今や完全に日本を中心に進んでいる。昨年最終年度を迎え、本年度は本特定領域研究の最終報告書の作成と、今後のフォトトロピン研究のさらなる進展を目指して、海外のフォトトロピン研究者の内、将来を最も嘱望されているJohn Christieをイギリスから、Kevin Gardnerをアメリカ合衆国から招待し、11月17日、18日の二日間岡崎市の自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンターにおいてシンポジウムを開催した。多くの参加者による活発な議論が行われ、今後のフォトトロピンの研究に多大な成果が得られた。また成果のまとめとして、44編の原著論文と17編の総説に加えて、それぞれの班員の研究成果の概要、国際会議での講演リストなどを纏めた報告書を完成させた。
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