2001 Fiscal Year Annual Research Report
ゼブラフィッシュの挿入変異生成法による脊椎動物遺伝子の機能解析
Project/Area Number |
13202009
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川上 浩一 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70195048)
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Keywords | ゼブラフィッシュ / トランスポゾン / メダカ / 挿入異変 / 遺伝子導入 / GFP / トランスジェニック / ユビキチン |
Research Abstract |
本研究では、メダカトランスポゾンTol2因子を用いてゼブラフィッシュにおける効率のよい挿入変異生成法、遺伝子導入法の開発研究を行い、以下の成果を得た。また、ゼブラフィッシュ挿入変異hagoromoの解析を行い、以下の成果を得た。 (1)Tol2因子のゼブラフィッシュ生殖細胞系譜における転移頻度を検討し、.転移頻度を大幅に上昇させることに成功した。今後の研究を進める上での大きな、ブレークスルーとなった。 (2)Tol2因子にGFP遺伝子を組み込み、GFP発現ベクター、遺伝子トラップベクターを構築した。実際にこれらが使用可能であることを示した。 (3)ゼブラフィッシュhagoromo遺伝子のorthologであるマウスDactylin遺伝子産物の生化学的解析を行い、Dactylin遺伝子産物がユビキチンリガ-ゼの構成成分であることを明らかにした。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Maruyama, S.: "Characterization of a mouse gene (Fbxw6) that encodes a homologue of Caenorhabditis elegans SEL-10"Genomics. 78. 214-222 (2001)
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[Publications] 川上浩一: "ゼブラフィッシュの挿入変異生成法と脊椎動物の遺伝子機能研究"蛋白質核酸酵素. 46. 2456-2460 (2001)