2002 Fiscal Year Annual Research Report
都市的ライフスタイルの浸透と青年文化の変容に関する社会学的分析
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13301011
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
高橋 勇悦 大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (90014779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富田 英典 仏教大学, 社会学部, 教授 (50221437)
西村 美東士 徳島大学, 大学解放実践センター, 助教授 (90237743)
小川 博司 関西大学, 社会学部, 教授 (80185511)
浅野 智彦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00262220)
芳賀 学 上智大学, 文学部, 助教授 (40222210)
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Keywords | 若者 / メディア利用 / 音楽行動 / 友人関係 / 自己意識 |
Research Abstract |
1 昨年に引き続き、調査票を設計し、完成させた。調査票の質問項目は、文化音楽関係、メディア関係、友人関係、白己意識関係、社会意識関係の5領域からなっている。10年前の調査結果との比較をひとつの目的としているので、前回調査と同じ質問項目をいくつか入れてあるが、それと同時に、新しい現象を視野に入れるために新規の項目を追加してある。新規の質問項目においてその実態を確認することが目指されている主題は、データベース型消費行動、親元同居青年の親子関係、携帯メディアの利用等である。特にメディア関係の質問項目は、メディア技術の急速な進展にあわせて、大幅な見直しをせざるを得なかった。 2 9月から10月にかけて、神戸市・灘区・東灘区および東京都・杉並区において調査を実施。調査対象は16歳から29歳までの男女。それぞれの地域で、住民基本台帳をもとに50地点x20標本、2地域あわせて2000標本を無作為抽出、留め置き法にて調査を実施。1105票を回収した(回収率約55%)。内訳は、杉並区554票、灘区202票、東灘区349票である。 3 上記データを統計ソフトで利用可能な形に入力した上で、クリーニングおよびチェックを行った。 4 上記調査と平行して、質的データを得るためのインタビュー調査を試行的に行った。首都圏で約40名の若者に実施、その内容を検討した。インタビューは、上記調査で用いた調査票に(部分的に)回答してもらった上で、それについて自由に話してもらうという形で行った。
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