2004 Fiscal Year Annual Research Report
近世成立期の大規模戦争と幕藩体制-占領・国分・仕置の視点から-
Project/Area Number |
13301017
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
藤田 達生 三重大学, 教育学部, 教授 (50199329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 浩樹 岐阜工業高等専門学校, 助教授 (80240117)
杉本 史子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (10187669)
播磨 良紀 四日市大学, 環境情報学部, 教授 (60208692)
福田 千鶴 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (10260001)
三鬼 清一郎 神奈川大学, 経済学部, 教授 (30022346)
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Keywords | 小牧・長久手の戦い / 戦場調査 / 戦争論 |
Research Abstract |
今年度は、以下に示す研究会を開催した。 最終年度にあたるため、最後の研究会を開催し、個別研究報告が終了したのちに、研究報告書の内容をメンバー各自に報告してもらった。そのなかで、大規模戦争の典型例として天正12年の小牧・長久手の戦いを中心的テーマとすることが確認された。また研究終了後も、引き続き慶長5年の関ヶ原の戦いから慶長19・20年の大坂の陣までの研究をおこない、科学研究費に応募してゆくことが確認された。なお科学研究費の成果報告書を基盤に、研究書を刊行することも了承された。 第6回研究会(2004年8月27・28日 於国民宿舎余呉湖荘会議室) 福田千鶴 福島正則の改易をめぐる三つの疑問 杉本喜一 松阪市魚町長田徳一氏所蔵文書から-織田信雄関係文書5点について- 西島太郎 戦国末期室町幕府女房領に関する一史料 谷口眞子 長久手の戦いにみる「記憶の形」-池田家を事例に- 播磨良紀 戦争と文書発給-小牧・長久手の戦いと秀吉文書- 報告書概要報告 各自で報告書の内容を発表し、それに対する質疑応答をおこなった。 賤ケ岳の戦い関係戦場遺跡見学会…天神山城跡・賤ケ岳砦跡など・己高庵(資料館)・小谷城跡・雨森芳州庵(資料館) また適宜、戦場調査を実施し、長久手古戦場(愛知県長久手町)周辺の戦場地図を作製した。愛知県公文書館で原図を選定してコピーし、調査データを書き込み、地目に応じて彩色し、当時の地形などを復原した。その結果、決戦がおこなわれた地域における地形の特徴についても、かなりあきらかになった。
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Research Products
(7 results)