2001 Fiscal Year Annual Research Report
旧植民地所在日本書籍の重点資料の本文研究と総合解題目録作成についての研究
Project/Area Number |
13301024
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
松野 陽一 国文学研究資料館, 館長 (50005823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 希史 国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (80235077)
谷川 惠一 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (10171836)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
松原 孝俊 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (20150378)
堀川 貴司 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (20229230)
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Keywords | 在外日本古典籍 / 旧植民地残置本 / 韓国:台湾:サハリン / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
本年度は調査、収集、予備調査のいずれも順調に進んだが、調査対象機関において、マイクロフィルム等で収集する予定であった当該調査データを、デジタルデータへ切り換える計画が出てきたため、来年度以降、特に収集分野に関しては計画の変更が必要となる見込みである。 韓国-国立中央図書館(旧朝鮮総督府本):300点調査了。200点収集了、100点申請中。 ソウル大図書館:調査は進んだが、収集はデジタル化計画のため合意が凍結された。同時に、大邸、光州等地方調査の準備も進めた。 中国-1.大連図書館、同別館の旧満鉄本のほか、瀋陽・ハルビン等東北地区の予備調査を進め、14年度以降の日本領事館復援による総目録作成の準備が進んだ。 2.寧波天一閣博物館・上海図書館の和刻本漢籍並びに日本人残置の和本の調査を進め、天一閣館長、上海図書館副館長、北京国家図書館司書と国文研で共同研究発表会を開いた。 3.台湾大学図書館の調査は進んだ(既調査2,600点)が、収集はデジタル化計画の関係で年度内の実行が不可能になった。国立中央図書館別館(旧台湾総督府本)予備調査。 来年度からの調査、収集計画の合意を得た。台南城功大学図書館・台中図書館の予備調査を行なった。 サハリン-州公文書館、州郷土博物館で日本人残置本472点の調査を行なった。日本の研究機関による初めての調査である。 このほか、越南本(ハノイ)調査の準備を行なった。
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