2004 Fiscal Year Annual Research Report
日本と中国の経済成長過程の国民経済計算体系による長期時系列推計と分析
Project/Area Number |
13303003
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
松田 芳郎 東京国際大学, 経済学部, 教授 (30002976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 文雅 東京国際大学, 経済学部, 教授 (20051229)
田嶋 俊雄 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (10171696)
山本 有造 中部大学, 人文学部, 教授 (10047475)
原 朗 東京国際大学, 経済学部, 教授 (70012127)
粟林 純夫 東京国際大学, 経済学部, 教授 (20178106)
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Keywords | 日本 / 中国 / 長期時系列 / 国民経済計算体系 / 産業連関表 |
Research Abstract |
日本及び中国の長期の構造変化を解明するためには、日本について江戸末期に遡る長期的時系列データの整備が必要であり、中国については明治以降の日本の経済発展と比較しうるように1952年以前についても国民経済計算体系によるデータの整備が必要である。特に、日本の長期時系列的推定の精度向上を図るために、第二次世界大戦に至る日本の海外進出過程、具体的には日本と中国(含む満州国)との相互関係をとり、これを国民経済計算体系で考えることが必要である.このような考えに基づいて,本研究プロジェクトは以下のような研究を行ってきた. 1.中国国内に保存されてきた戦前期の統計的な調査資料の発掘を行い、データベースの補強を図った。具体的には中国の南京農業大学に保存されていたバック資料をはじめとする1930年代の資料を発掘し,その保存・データベース化に関して,中国側との協力で作業を行った。 2.戦前期の中国については松田・山本・松本を中心として、(1)中国国家統計局推計データ(1952-1958年)、(2)松田・岳推計データ、(3)満州国推計データの各項目について定義・精度の比較検討作業を行った。 3.日本の国民経済計算体系の推計については主に第二次大戦期間中を対象とした推計データの精度向上に焦点を絞り、松田・原・山本・菅を中心として、(1)経済企画庁推計データ、(2)日本の国民経済計算体系の長期時系列データベース(一橋大学経済研究所)、(3)旧大日本帝国地域データ、(4)1939-1946年における日本の就業構造データの各項目について定義・精度の比較検討作業を行い、国民経済計算体系に準じて整理した。 4.日本の1940年産業連関表の推計作業を原・菅が行った。 5.栗林・田嶋・高橋で1952年以降の現代中国のデータを収集・整備し、データベース化作業を行った。 6.松田は第2次世界大戦後の日本の企業構造の時系列変化の状況を検討する基礎統計の精度に関して整理を行った。
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Research Products
(4 results)