2001 Fiscal Year Annual Research Report
可搬型ミリ波干渉計による宇宙背景放射のゆらぎの研究
Project/Area Number |
13304013
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
坪井 昌人 茨城大学, 理学部, 助教授 (10202186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春日 隆 法政大学, 工学部, 教授 (70126027)
横沢 正芳 茨城大学, 理学部, 教授 (30158357)
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Keywords | 観測的宇宙論 / 宇宙論パラメータ / 宇宙背景放射 / スニヤエフ・ゼルドビッチ効果 |
Research Abstract |
今年は以下のことを行った。 1)宇宙背景放射測定用の小型干渉計の主要部分の設計、製作を行った。当初は40GHz冷却MMIC-HEMTアンプを使用する予定であったが、完成時の陳腐化を防ぐため、観測周波数を220GHzに変更することにした。このため3台の超伝導受信機を製作した。まだシステム雑音の測定には至っていないが局部発振部は正常に動作して10度/日の安定性を達成している。また、2GHz幅のアナログ相関器を設計、製作した。 2)45m電波望遠鏡で宇宙背景放射観測をすすめた。狙いはスニヤエフゼルドビッチ(SZ)効果である。遠方銀河団の測定を行い、宇宙論パラメータ、とくに宇宙定数について新しい知見を得た。SZ効果を利用する方法としては始めての測定である。宇宙定数に起因する密度パラメータは約0.7であり、超新星観測より全く独立に求められている現在値と一致した。これは平坦、低Ωm宇宙を強く支持する。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Miyazaki etal.: "SiO Maser Survey in the Galactic Center Region with a Multi-beam Receira"Publi. Astron. Soc. Jpn.. 53.3. 501-507 (2001)
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[Publications] Oka etal.: "A CO Hyper Shell in the Galactic Center Molecular Cloud Complex"Publi : Astron. Soc. Jpn. 53・5. 787-791 (2001)
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[Publications] Oka etal.: "A Molecular Cloud and an Expcinding Cavity"Publi : Astron. Soc. Jpn. 53・5. 779-786 (2001)
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[Publications] Oka etal.: "Statistical Properties of Molecular Clouds in the GC"Astrophysical Journal. 562 1. 348-362 (2001)