2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13304018
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小山 勝二 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10092206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
窪 秀利 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40300868)
鶴 剛 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10243007)
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Keywords | X線 / 銀河中心 / 超新星 / 宇宙線 / CCD |
Research Abstract |
(1)日本の「あすか」の観測データの詳細解析により銀河中心付近のX線天体のもっとも高品質なカタログを作り、世界の研究者に資した。 (2)米国の「チャンドラ」衛星で銀河中心付近の巨大分子雲を異例に長時間の観測を行い、分子雲の中心付近から初めて大質量の原始星を多数発見した。これは銀河中心のように濃いガスにかくされた領域からX線で星形成活動が探査できる可能性を実証したものである。 (3)同じ分子雲付近から、非常に若い超新星残骸を発見した。これは銀河中心付近で頻繁に超新星爆発があったことを示唆する。 (4)N型半導体を用いた、硬X線感度が高いCCDを開発し、所期の性能が達成できる見込みが付いた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Takagi, S., Murakami, H., Koyama, K.: "X-Ray Sources and Star Formation Activity in the Sagittarius B2 Cloud Observed with Chandra"Astrophys. J.. 573. 275-280 (2002)
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[Publications] Senda, A., Murakami, H., Koyama, K.: "Unusual Diffuse X-Ray Source in the Galactic Center Region"Astrophys. J.. 565. 1017-1023 (2002)
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[Publications] Sakano, M., Koyama, K., et al.: "ASCA X-Ray Source Catalog in the Galactic Center Region"Astrophys. J. Suppl. 138. 19-30 (2002)