2002 Fiscal Year Annual Research Report
流体包有物と微小鉱物形成からみたプレート境界付近の過去の地震断層の研究
Project/Area Number |
13304038
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小川 勇二郎 筑波大学, 地球科学系, 教授 (20060064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安間 了 筑波大学, 地球科学系, 講師 (70311595)
八木 寿子 筑波大学, 地球科学系, 講師 (60218758)
木股 三善 筑波大学, 地球科学系, 教授 (20143167)
坂口 有人 海洋科学技術センター, 研究員 (80304666)
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Keywords | 顕微ラマン測定 / メタンハイドレート / 流体包有物 / 断層 / プレート境界 / オフィオライト |
Research Abstract |
本年度は,ラマン分光分析器が順調に運転され多くのデータが得られた.また,流体包有物測定装置との組み合わせにより,メタン流体包有物が確認された.従来から継続している,高圧相メタンハイドレートの同定とラマンシフトのデータが得られたのを始めとして,断層岩に含まれる熱水鉱物脈から,断層活動と前後する脈鉱物の生成条件が推定され,それにより,嶺岡オフィオライトに含まれるプレート境界の断層活動が3段階区分された.また,トルコ,アメリカ合衆国,ニュージーランドなどの過去のプレート境界の地質を調査し,重要な記載を行った.以上のほか,メタンを含有する石炭の組織学的研究,太平洋プレートの運動史など,各種の地質活動に関連するテクトニクスが解明され,それぞれ,国内・海外の学会で発表し,多くの国際誌に発表した.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Kawamura, K., Ogawa, Y.: "Progressive microfabic changes in unconsolidated sed"Proc. ODP, Sci. Res.. 185. web (2002)
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[Publications] Hirano, S., Ogawa, Y., Saito, K.: "Long-lived early Cretaceous seawount"Marine Ceol. 189. 371-397 (2002)
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[Publications] Hirai, H., Uchihara, Y., et al.: "Structural Changes of argon hydrate"J. Phys. Chem, B. 106. 11089-11092 (2002)
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[Publications] Hirai, H., Uchihara, Y., et al.: "High-pressure structures of methane hydrate"Condeused Matter. 14. 11443-11446 (2002)