2002 Fiscal Year Annual Research Report
性能照査型規定に対応する合理化橋梁の耐荷性能照査法に関する研究
Project/Area Number |
13305031
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西村 宣男 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70029156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 潔 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60324802)
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Keywords | 開断面箱桁 / 弾塑性有限変位解析 / 曲げ耐力 / せん断耐力 / 架設 |
Research Abstract |
平成13年度は,架設時を含めた開断面箱桁の基本的な耐荷性能を把握するため,水平補剛材および垂直補剛材の配置を変えた曲げ試験用実験供試体3体,せん断試験用実験供試体3体の合計6体の実験供試体により実験を行い,開断面箱桁の耐荷性能に関する基礎的なデータの収集を行った.ところで,実際建設される開断面箱桁は,箱桁を構成する鋼板の板厚,その垂直補剛材および水平補剛材の配置等,耐荷性能に影響を与える構造パラメータは数多く存在する.その多種多様な構造パラメータが耐荷性能に与える影響を全て実験により把握することはコスト的にも時間的にも事実上不可能であり,解析により開断面箱桁の耐荷性能を把握することが必要となる. そこで,本年度は,解析により構造パラメータが開断面箱桁の耐荷性能に与える影響について幅広く検討を行うことにした.解析を行うにあたり,本研究室で開発された弾塑性有限変位解析ソフトの妥当性を検証するため,開断面箱桁の耐荷力に関して,解析結果と昨年度行った実験結果とを比較行った結果,両者の差は5%程度であり,その解析ソフトの妥当性を確認した.そして,その解析ソフトを使用して,構造パラメータのうち主に垂直補剛材剛度が開断面箱桁の耐荷性能に与える影響について検討を行い,そのデータを収集した. 来年度は,水平剛材剛度等の構造パラメータが開断面箱桁の耐荷性能に与える影響について検討を行い,平成13年度およぴ平成14年度の成果とあわせて開断面箱桁の耐荷性能照査手法の提案を行う予定である.
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Research Products
(2 results)