2004 Fiscal Year Annual Research Report
若年男性の冠動脈石灰化と頸動脈肥厚による動脈硬化度と循環器疾患危険因子との関連
Project/Area Number |
13307016
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
上島 弘嗣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 喜代史 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127038)
柏木 厚典 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127210)
中村 保幸 京都女子大学, 家政学部, 教授 (20144371)
岡村 智教 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (00324567)
門脇 崇 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30324578)
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Keywords | 国際情報交換 / アメリカ / 動脈硬化 / 冠動脈石灰化 / 運動 |
Research Abstract |
本課題はピッツバーグ大学とハワイのアジア太平洋ヘルスリサーチ機構との共同研究であるERA JUMP (EBT and Risk Factor Assessment among Japanese and U.S. Men in the Post World-War II Birth Cohort)の調査の実施および解析である。本研究の目的は、前病段階の動脈硬化および危険因子を40歳代男性の無作為抽出集団で国際比較し、動脈硬化の決定因子を明らかにすることであった。今年度末までに、日本300例、ピッツバーグ300例、ハワイ100例、新たに加わった韓国100例が終了する予定である。日米の比較で、1)血圧・脂質・喫煙など古典的危険因子は米国人の方が良好だが、動脈硬化進展度は米国人で大きいこと、2)ハワイの日系米人の動脈硬化進展度が日本人より大きく、遺伝子以外の因子が関与することが明らかになった。今年度はさらに、1)運動量のパイロットスタディ、2)収集されたデータ整備、3)ハワイ、韓国を交えた共同研究の推進を行った。運動量調査は、精度が保証されている同一機種の歩数計を用いてパイロットスタディを半年毎に2回行った。2004年10月21,22日に韓国において、Shin医師の研究室で合同研究会議を開催し、今後の共同研究推進の詳細を取り決めた。既に、ハワイ、韓国での調査も順調に進行している。本課題自身は今年度で終了となるが、今後、収集された調査成績の分析を引き続き実施してゆく。 現在、核磁気共鳴によるリポプロテイン分析結果の論文作成、メタボリックシンドローム、内臓脂肪の分析と潜在性動脈硬化の関連分析を行っている。今後、さらに調査対象者を50-69歳層にまで増やし研究することを計画している。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Much lower prevalence of coronary calcium detected by electron-beam computed tomography among men aged 40-49 in Japan than in the US, despite a less favorable profile of major risk factors.2004
Author(s)
Sekikawa A, Ueshima H, Kadowaki T, Okamuar T, Nakamura Y, Kashiwagi A, Mitsunami K, Kita Y, Mitsunami K, et al.
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Journal Title
Int J Epidemiol 34(1)
Pages: 173-179
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