2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13372001
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
宮坂 靖子 奈良女子大学, 生活環境学部, 助教授 (30252828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 道代 大手前大学, 社会文化学部, 教授 (00219023)
落合 恵美子 国際日本文化研究センター, 助教授 (90194571)
山根 真理 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20242894)
橋本 泰子(関 泰子) 四国学院大学, 社会学部, 助教授 (80236075)
大和 礼子 関西大学, 社会学部, 助教授 (50240049)
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Keywords | ジェンダー / 家族 / 育児 / 高齢者介護 / ネットワーク / 福祉政策 / 国際研究者協力 / 韓国:中国:台湾:タイ:シンガポール |
Research Abstract |
7回の研究会を開催し、研究計画・内容についての討議、研究発表行い、専門知識の提供を受けた他、2002/2/16の3名のゲストスピーカー(玉里恵美子・朴京淑・田村慶子)を招き、公開セミナーを開催した。 2001/8/26〜9/1のタイ予備調査においては、バンコク都庁、タイ政府統計局、チェンマイ大学社会学部付属女性学研究所などで、基礎情報・資料の収集を、チュラローンコーン大学題研究所のメンバーと今後の調査内容や調査計画に関する意見交換を行った。その他、フィールド調査の選定のための農村訪問を行った。第1回韓国予備調査(9/4〜9/11)では、韓国青少年開発院、韓国教育開発院、国会議員会館などで基本情報・資料の収集、共同研究者との研究計画等の相談を行った他、京畿道加平郡と平沢市の小学校、中学校を訪問し、インタビュー調査を行った。第2回予備調査(11/1〜6)では、梨花女子大学校アジア女性学センター、同図書館で韓国におけるアジアのジェンダー研究に関する情報と資料を収集した他、比較家族史学会に参加し、情報収集や意見交換などを行った。中国予備調査(2002/1/30〜2/5)では、調査対象地ある江蘇省無錫市を訪問し、共同研究者と研究内容の打ち合わせを行った他、行政担当者と面会し調査実施の協力を依頼し、当該地域の下見を行った。また上海、北京でも他の共同研究者との研究打ち合わせ、資料収集を行った。台湾予備調査(2/21〜26)では、台湾大学、台北市政府社会局、家庭内暴力センター、女性・家庭問題の援助組織3団体などを訪問し、インタビューと資料収集を行った他、研究の打ち合わせを行った。 以上、本年は主に、シンガポールを除く各国における、家族・ジェンダーに関する資料・情報の収集を行った他、対象国研究者とのネットワーク体制の確立、調査地の選定、対象地の下見・予備調査など、来年の本調査に向けての研究の体制作りを行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 橋本 泰子: "20世紀初頭タイにおける妻の地位-法律と判例集に見る妻の財産権-"社会学雑誌. 19. 1-18 (2002)
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[Publications] 落合 恵美子: "アジアの伝統家族の神話と現実"APCアジア太平洋研究. 9. 5-16 (2001)
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[Publications] Ochiai, Emiko: "Myth and Reality of Asian Traditional Families : Living Arrangement of the Elderly in Tokugawa Japan"APC Journal of Asian-Pacific Studies. 9. 7-21 (2001)