2004 Fiscal Year Annual Research Report
ゴンドワナ超大陸の集合・分裂とマントルダイナミックス:-南部アフリカ インド 南極の原生代変動帯形成過程の比較研究-
Project/Area Number |
13373005
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
有馬 眞 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (10184293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 和行 大学共同利用研究法人情報・システム研究機構・国立極地研究所, 研究系, 教授 (90132711)
加々美 寛雄 国立大学法人新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (20108179)
廣井 美邦 国立大学法人千葉大学, 理学部, 教授 (40019427)
小山内 康人 国立大学法人九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80183771)
木村 純一 国立大学法人島根大学, 総合理工学部, 助教授 (30241730)
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Keywords | ゴンドワナ超大陸 / 大陸の集合分裂 / マントルダイナミックス / グラニュライト / 原生代 / マダガスカル / ブンデルカンクラトン / インド南部グラニュライト帯 |
Research Abstract |
今年度は、マダガスカル、インド北東部ブンデルカンクラトン、インド南部グラニュライト帯に重点を置き現地地質調査を行った。インド北東部ブンデルカンクラトンに分布する花崗岩および変成岩の調査を7月31日-8月15日にかけて行い地球化学的、年代研究のための岩石試料を採集し、太古代の海洋底起源緑色岩帯を発見した。(有馬、Santosh)。インド南部グラニュライト帯の調査を8月に行い、マントル起源の石墨を含む超塩基性火成岩を発見した。年代測定を行い約470万年前の値を得た。アルカリと炭素に富む超塩基性マグマが大規模な地殻下部の断裂帯に貫入した事が明らかになった。このようなマグマ活動は従来知られたおらず、マントルと下部地殻における炭素流体の活動を示す新しい地質学的証拠と考えられる。 東西ゴンドワナの衝突帯であるマダガスカルにおいて,ゴンドワナ超大陸の離合集散・パンアフリカン変動の広域的比較検討のために,現地地質調査を行った(8月27日9月15日)。クウェートのパンアフリカン地質帯の調査を12月14日〜12月24日に行った。マダガスカルの南部を重点的に調査し(有馬、小山内)、SHRIMP年代測定用岩石試料の採取を行った.さらに岩石学的検討を行うための全岩・鉱物化学分析,Sr・Nd同位体比測定用の岩石試料も同時に採取した.この地域には主としてグラニュライト相の変成岩類と花崗岩が分布しており,パンアフリカン変動により激しい変形を蒙っているが、スピネル-石英の鉱物共生を持つ超高温グラニュライトを発見した。1000℃を越える超高温グラニュライト帯が南北に約200kmにわたり分布する事が明らかになった。これは世界最大の高温グラニュライト帯であり、現在岩石学的解析を進めている。 11月13-15日高知大学において国際学術シンポジュウム「INTERNATIONAL SYMPOSIUM AND FIELD WORKSHOP ON GONDWANA EVOLUTION AND DISPERSAL」を開催し、研究成果を発表した。20ヵ国から約70名があった。シンポジュウムに発表された研究成果を国際学術雑誌「Gondwana Research, vol.7,p.1280-1423,ISSN:1242-937X」に刊行した。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Permo-Triassic ultrahigh-temperature metamorphism in the Kontum massif, central Vietnam2004
Author(s)
Osanai, Y., Nakano, N., Owada, M., Nam, T.N.Tsunogae, T., Toyoshima, T., Binh, P.
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Journal Title
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences 99
Pages: 225-241
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