2003 Fiscal Year Final Research Report Summary
Project/Area Number |
13375001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Stratigraphy/Paleontology
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小笠原 憲四郎 University of Tsukuba, 地球科学系, 教授 (20110653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久田 健一郎 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (50156585)
本山 功 筑波大学, 地球科学系, 講師 (80295295)
鈴木 徳行 北海道大学, 大学院・地球惑星物質科学研究科, 教授 (00144692)
長谷川 四郎 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (90142918)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Keywords | 新生代 / 地史事件 / 太平洋 / 海洋の開閉 / 生物群集 / イベント / 日本列島 / 古環境変遷 |
Research Abstract |
最終年度に当たり、総括の一つとしてロシアと日本の研究者の共通した認識と再検討を実施するため、2003年5月末から2週間にわたりロシア研究者2名を日本に招聘し、北海道釧路炭田と夕張炭田地域古第三系の地質調査と微化石資料の系統的採集を実施した。またカムチャッカ半島地域新生代の調査は、7月13日から8月10日までの期間、半島基部のイルピンスキー半島地域で、日本側4名とロシア側がモスクワから3名の、合計7名で地質調査と系統的資料採集を実施した。 カムチャッカ半島北東部の現地までのアプローチは、新潟-ウラジオストックを経由してカムチャッカ州都のペテロパブロフスキーカムチャッカ市に至り、ここでモスクワからの研究者と合流し、小型チャーター機を利用してコルフへ移動し、さらにコルフでヘリコプターをチャーターして調査現地に至り、帰路はその逆で、それぞれ日本とモスクワに帰任した。 現地ではキャンプ生活をしながら日々数kmから10数kmを徒歩で移動し、半島西岸の海食崖を中心に踏査した。調査は、.半遠洋性泥岩とタービダイト砂岩が主体の古第三系ユジノイルピンスカヤ層、キランスカヤ層、キラキルヌンスカヤ層、ガイルハビランスカヤ層およびアルギンスカヤ層である。これらの詳細な地質柱状図を作成し、それに放散虫や有孔虫などの微化石用、地球化学用、大型化石などの役150点の資料採集層準等を記入した。これらの資料はロシア科学アカデミー火山研究所のオクルーギン博士のご助力を得て、研究交流協定に基づく資料とて輸送の許認可を得て手続きを行い、後日無事に日本に届いた。これらのサンプルは仕分けして現在研究分担者に配布され、分析中である。今後さらに分析・解析をすすめ、ロシア側と共通して採集した北海道の資料を参照・対比しながら、北西太平洋高緯度地域の古第三紀を通した古環境の変遷解析に使用する予定である。
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