2002 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジアの窒素固定共生菌による持続的食糧増産と環境保全に関する調査研究
Project/Area Number |
13375009
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
室岡 義勝 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60029882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 隆 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (40230461)
阿部 美紀子 鹿児島大学, 理学部, 教授 (00107856)
南澤 究 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (70167667)
小澤 隆司 大阪府立大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20152481)
田島 茂行 香川大学, 農学部, 教授 (50116894)
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Keywords | 東南アジア / 遺伝的多様性 / 熱帯マメ科樹木 / 窒素固定共生菌 / 持続的食糧増産 / 環境保全 |
Research Abstract |
広く東南アジア特有の窒素固定共生菌を探索し、それらの遺伝的多様性を遺伝子および化学的に分類し、系統的位置を明確にするとともに、土壌環境と遺伝的多様性を調査し、それぞれの地域に適した窒素固定菌を利用することによるダイズ等の食糧増産およびマメ科樹木の成長との関連性を解析することを目的として下記の調査研究を行なった。 1)5月29日〜6月2日 タイにおいて窒素固定共生菌に関する調査研究を行なった。 2)7月26日〜8月4日 フランスで開催された窒素固定会議に出席し研究成果の発表を行ない、意見交換した。 3)8月18日〜24日 オーストラリアにおいて窒素固定共生菌に関する調査研究を行なった 4)9月14日〜22日 フィンランドで窒素固定共生菌に関する成果発表を行ない、北欧地域と東南アジアの窒素固定菌の相異を討議した。 5)10月2日〜7日 調査、研究打ち合わせのため、マレーシアにおいて公開研究者会議を開催した。また、マレーシアの土壌および植物根圏より熱帯性窒素固定細菌を探索し、およびマメ科植物の酸性土壌耐性調査を行なった。 6)1月14目〜16日 大阪大学でマメ科モデル植物のミヤコグサワークショップを外国人招待者を含め開催し、窒素固定共生菌に関する研究成果の発表および意見交換を行なった。 7)窒素固定共生能の評価、マメ科植物と根粒菌によるファイトレメディエーションに関する研究を行なった。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] M.Toyama, et al.: "Alteration of substrate specificity of cholesterol oxidase from Streptomyces sp. by site-directed mutagenesis"Protein Engineering. 15(6). 477-483 (2002)
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[Publications] M.Toyama, et al.: "Interactions of arsenic with human metallothionein-2"Journal of Biochemistry. 132. 217-221 (2002)
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[Publications] Y.Murooka, et al.: "Variation of the amino acid content of Arabidopsis seeds by expressing soybean aspartate aminotransferase gene"Journal of Bioscience and Bioengneering,. 94(3). 225-230 (2002)
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[Publications] R.Sriprang, et al.: "A novel bioremediation system for heavy metals using the symbiosis between leguminous plant and generically engineered rhizobia"Journal of Biotechnology. 99. 279-293 (2002)
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[Publications] N.Yoshida, et al.: "Bacterium-based heavy metal biosorbents : Enhanced uptake of cadmium by E. coli expressing a metallothionein fused to β-galactosidase"BioTechniques. 32(3). 551-558 (2002)
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[Publications] P.Kiatpapan, et al.: "Genetic manipulation system in propionibacteria"Journal of Bioscience and Bioengineering. 93(1). 1-8 (2002)
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[Publications] 室岡義勝(編集委員長): "生物工学実験書(改訂版)"日本生物工学会編、培風館. 480 (2002)