2001 Fiscal Year Annual Research Report
ドーバミン関連遺伝子の効果のグラフィックベイズ分析
Project/Area Number |
13410023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
繁桝 算男 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90091701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
望月 聡 筑波大学, 心理学系, 講師 (30313175)
笹川 昇 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (70302817)
石浦 章一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10158743)
大森 拓哉 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (80332617)
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Keywords | ドーパミン情報伝達系 / TCI / ギャンブル課題 / 抑うつ傾向 / アパシー傾向 |
Research Abstract |
1.本年度、ドーパミン情報伝達系の分子メカニズムを明らかにする目的で、線虫から世界で初めてドーパミン受容体をクローニングすることに成功した。 また、少なくともD1、D2の2つのタイプが存在することもわかった。 2.ドーパミン情報伝達に関わるもう1つの因子である、ドーパミントランスポーター(DAT1)の多型を日本人で検索した。3ユ非翻訳領域に存在する40-42塩基繰り返しが10回の人が日本人で一番多く、ルシフェラーゼレポーター遺伝子を用いて調べた結果、10回繰り返しのとき翻訳効率が一番高いことがわかった。 3、性格質問紙TCIをより気質的,遺伝的なものとして捉え,行動パタンとして,抑うつ傾向,アパシー傾向,先延ばし傾向などとの相関を大学生を被験者として検討した. 4.、行動パタンの違いをみるためのギャンブル課題をコンピュータ上で実現した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 繁桝算男: "意思決定における数理モデル"人工知能学会誌. 16. 249-251 (2001)
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[Publications] 渋井 進, 山田 寛, 佐藤 隆夫, 繁桝 算男: "表情のカテゴリー知覚と意味的距離の関係"心理学研究. 72. 219-226 (2001)
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[Publications] 星野 崇宏, 橋本 貴充, 繁桝 算男: "ベイズ的アプローチによる因子平均の群間差・線形対比の有意性検定"教育心理学研究. 49. 31-40 (2001)
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[Publications] Suo S, Sasagawa N, Ishiura, S: "Identification of a dopamine receptor from Caenohabditis elegans"Neurosci.Lett.. 319. 13-16 (2002)
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[Publications] Fuke S, Suo S, Takahashi N, Koike H, Sasagawa N, Ishiura: "The VNTR polymorphism of the human dopamine transporter (DAT1) gene affects gene expression"The Pharmacogenomics J. 1. 152-156 (2001)