2001 Fiscal Year Annual Research Report
石炭産業の終焉過程に関するアーカイブ・データの構築と歴史社会学的考察
Project/Area Number |
13410065
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
嶋崎 尚子 早稲田大学, 文学部, 教授 (40216049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 慶幸 早稲田大学, 文学部, 教授 (00063561)
藤見 純子 大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
正岡 寛司 早稲田大学, 文学部, 教授 (70063625)
澤口 恵一 大正大学, 人間学部, 専任講師 (50338597)
西野 理子 東洋大学, 社会学部, 専任講師 (50257185)
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Keywords | 常磐炭砿K.K. / 石炭産業の終焉 / 歴史社会学的考察 / 資料アーカイブ / デジタル化 |
Research Abstract |
本研究は、わが国を代表する大手炭砿企業のひとつである常磐炭砿K.K.および常磐炭砿労働組合(砿員ならびに職員)の歴史的過程を再構成する資料アーカイブ(デジタル・データ形式)の構築を目的としている。 平成13年度には以下の4点の活動を行った。 (1)資料収集ならびに体系的インデックスの作成(総務、労務、労働組合、職員組合) (1)既複写分(昭和46年前後)のインデックス作成:これまでに複写を終えた名簿資料(435点)、文書資料(253点)のインデックス作成作業を実施(平成14年4月末完成予定)。 (2)福島大学地域創生支援センター所蔵資料の最終チェック・新規資料の収集・複写:2回にわたる現地調査(11月、1月に実施)で同センター所蔵資料の閲覧ならびに複写作業を終えた。その結果、砿員賃金台帳、住宅関連資料を中心に、新たに42点の資料を複写した。1月より同センター所蔵資料のインデックス作業に着手した。 (3)写真資料の収集:元炭砿労働者の写真家が撮影した当時の写真を資料として収集した(400余点)。 (2)複写文書資料のデジタル化 (1)既複写分資料のうち、名簿資料(435点)のデジタル化を完了(1月)し、全データのエディティング・クリーニング作業を進めている(平成14年5月末完了予定)。 (2)新規収集資料(42点)の複写、ナンバリング、エディティング作業を終え、そのうち15点の名簿資料の入力を専門業者に委託した。 (3)写真資料(400余点)をデジタル化し、その一部を資料集として(3)記載の報告書に収録した。 (3)資料解題・解題集の刊行 デジタル化を終えた資料の解題作業に着手した。月2回、研究会を開き、研究代表者および分担者が各人の研究課題にもとづいた解題の中間報告を行っている。その成果の一部を『炭砿労働者の閉山離職とキャリアの再形成PartV』(平成14年3月刊行予定)としてまとめた。 (4)HP上での公開 写真資料を中心に、デジタル化した資料の一部をHP上で公開した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 正岡寛司, 藤見純子, 嶋崎尚子, 澤口恵一: "炭砿労働者の閉山離職とキャリアの再形成 PartV"早稲田大学人間総合研究センター・早稲田大学文学部社会学研究室・大正大学人間学部社会学研究室. 200 (2002)