2004 Fiscal Year Annual Research Report
前工業化期日本の家族とライフコースの社会学的研究:地域的多様性の解明と国際比較
Project/Area Number |
13410070
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
落合 恵美子 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90194571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣島 清志 島根大学, 法文学部, 教授 (20284010)
高木 正朗 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70118371)
溝口 常俊 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (50144100)
村山 聡 香川大学, 教育学部, 教授 (60210069)
中里 英樹 甲南大学, 文学部, 助教授 (10309031)
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Keywords | データベース / 多国籍 / 国際研究者交流 / 社会学 / 歴史人口学 / 前工業化期 / 日本 / 家族 |
Research Abstract |
1 研究成果のとりまとめと発表 (1)10月に京都大学にて落合が開催責任者として開催した比較家族史学会大会において「歴史人口学と家族史」と題したシンポジウムを行い、本研究の成果を発表した。シンポジウムは「日本の多様性」「日本と世界」「世界的視野」の三部構成からなるもので、「地域的多様性の解明と国際比較」を追究してきた本研究のまさに集大成といえるものである。 (2)上記と時期を合わせて、「比較家族史日仏シンポジウム」を開催した。海外研究協力者のアントワネット・フォーブシャムウ教授を東京から、新たに共同研究に参画したソウル大学のウンギス教授をソウルから招聘して、また、来日中であったジェラール・デリル教授(CNRS)、アラン・テスタール教授(コレージュ・ド・フランス)の参加も得て、本研究の成果をもとにした国際学術交流を行った。 (3)11月にシカゴにて開催された社会科学史学会大会にて、本研究の成果を発表した(溝口)。 (4)7月に北京にて開催された世界社会学会大会にて、本研究の成果を発表した(落合)。 (5)全体の成果を出版するための準備を進めた。修正や形式の統一に時間がかかって2004年中の刊行は果たせなかったが、2005年には刊行予定である。 2 データベースの作成 東北地方の二つの地域のデータベース作成を続行したが、比較家族史学会および比較家族史日仏シンポジウムの出費が予定以上になったため、謝金の不足をきたし、東北のデータベースは予定の年度内完成に至らなかった。非常に残念であるが、今後も方法を探して、作業を続けていきたい。
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Research Products
(26 results)