2002 Fiscal Year Annual Research Report
ドメスティック・バイオレンスに関する多国間国際比較研究
Project/Area Number |
13410072
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
清水 新二 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (40113493)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金 東洙 東京福祉大学, 社会福祉学部, 専任講師 (70326990)
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Keywords | ドメスティック・バイオレンス / 夫婦間暴力 / 飲酒行動 / アルコール依存症 / 家族 / ジェンダー / 国際研究者交流 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
平成14年度の研究実績は、(1)前年末に実施された全国社会調査のデータ加工と記述統計結果の検討、その成果報告、(2)国際比較研究作業の打ち合わせ、(3)臨床調査研究の遂行、の3つが主たるものである。 (1)国際比較に進む前に、先ず日本データについて基本的な調査結果の検討を加えた。その結果を、日本アルコール・薬物医学会総会(2002.9.、東京)ならびに日本社会精神医学会大会(2003.3.、盛岡)において研究報告した。 (2)平成14年度時点においてなお社会調査が完了していない参加国が少なからずあり、参加国統合調査結果データセットはなお構築されていない。研究助成金の獲得が各国の事情に依存して斉一でないためである。こうした事情を受けて、平成14年度にはプロジェクトの全体的スケジュールの調整および今後の分析枠組み検討と共同研究ルールの確認などを主要議題として、国際比較研究打合会が2度、パリ(6月)とベルリン(11月)で開催された。日本側からは、研究代表者清水と研究協力者の金がそれぞれの会議に分担して参加した。EUブロックとWHO関連参加国は平成14年度には実査を終える予定だが、アメリカを中心とするNIAAAブロックの実査進行が若干遅れている。 (3)研究協力機関である精神科クリニックでのアルコール依存症患者およびその家族を対象にした、アルコールとドメスティック・バイオレンスに関する臨床調査をスタートさせた。しかし問題の性質上、インフォームド・コンセントをとることは必ずしも容易でなく、当初の予定に比してデータ回収は遅れている。この臨床調査研究は、引き続き平成15年度も継続することにした。他方、一定の回収数であっても、次年度には中間報告として何らかの学会研究発表を計画している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 清水 新二, 金 東洙, 廣田 真理: "成人人口における飲酒習慣モニタリング研究:第1報-飲酒行動-"日本アルコール・薬物医学会雑誌. 第37巻4号. 402-403 (2002)
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[Publications] 金 東洙, 廣田 真理, 清水 新二: "成人人口における飲酒習慣モニタリング研究:第2報-ストレスと飲酒-"日本アルコール・薬物医学会雑誌. 第37巻4号. 404-405 (2002)