2002 Fiscal Year Annual Research Report
国際取引契約交渉の日米比較:契約書データベース作成・分析とそれに基づく交渉シミュレーションの日米文化比較研究
Project/Area Number |
13420012
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
フット ダニエル 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (10323619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 勝造 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40152136)
内田 貴 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (20107494)
柏木 昇 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (20251431)
浅香 吉幹 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 助教授 (50175832)
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Keywords | 契約 / 交渉 / 国際取引 / 日本:アメリカ合衆国 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
研究は順調に進み、継続中である。14年度中において、主な研究実績は次の通りである:1.定期的に研究会を行い、業界で実務経験豊富なビジネスマンによる日本及び世界各地における契約書の利用、交渉、役割等に関するヒアリングを行った。2.日米両国のビジネスマン,弁護士を対象に、契約書の利用,形態,交渉に関するインタビューを行った。3.契約書の利用,形態、交渉等に関するアンケート調査の計画を立てた。4.法科大学院の設立に向けて,契約交渉術に関する教科書づくりをはじめた。5.アメリカ合衆国ワシントン大学の日米取引経験豊の2人の実務家教員と協力して,(1)日本の中小企業の買収を中心としたシミュレーションプロブレムを新しく作成した、(2)契約交渉スキル、契約作成スキル、国際取引等に関する教材をさらに充実したものにした、(3)東京大学とワシントン大学との間、日米の契約意識・行動の違い、契約実務と理論等をテーマとして、ビジネスマン/弁護士を交えてビデオ会議を4回実施して、ビデオテーピングした、(4)上述したシミュレーションプロブレムを使って、東京大学とワシントン大学で学生6人ずつのそれぞれ3班に、インターネット等を通じての契約交渉と契約作成をさせて、指導しながらその経過をフォローして、契約意識と行動を検討した。6.オーストラリアの学者と共同で,日本における契約法の動向に関する論文の作成(投稿準備中)を行った。
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