2002 Fiscal Year Annual Research Report
アメリカにおける労使関係システムの「生成」と「交代」に関する実証的研究
Project/Area Number |
13430037
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
廣瀬 幹好 関西大学, 商学部, 教授 (30156715)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 定一 中央大学, 商学部, 教授 (20138613)
内田 一秀 札幌大学, 経営学部, 教授 (50140984)
伊藤 健市 関西大学, 商学部, 教授 (70159870)
森川 章 名城大学, 経営学部, 教授 (20140022)
百田 義治 駒沢大学, 経済学部, 教授 (90146754)
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Keywords | 労使関係システム / 特別協議委員会 / ニュー・ディール / アメリカ労働運動 / 経営者の思想 |
Research Abstract |
今年度は昨年実施できなかった、個別企業関連資料入手のための訪米調査を、昨年8月下旬から9月上旬にかけて実施した。日程の都合上、複数名の派遣ができず1名をほぼ2週間派遣する結果となったが、Cornell大学、GEのあるSchenectady Museum、New York Public Library、National Archives II(ワシントンDCおよびメリーランド州)において、SCC関連企業の1930年代から1950年代の資料調査と収集、GE関連の労使関係資料調査と収集、労使紛争調停資料の調査と収集等を実施した。 研究対象となる時期に関する全体的な状況把握のためり概括的な研究については、昨年度に引き続き各分担者の報告に基づき検討した。これを基礎に、ニューディール期の産業・労働政策、ニューディールの政治過程と経営者団体・労働団体との関係、AFLとCIOを中心とした労働組合の全国組織の動向、1910年代から1930年代にいたる労働法制などに関して、研究交流を行なった。 研究分担者間相互の研究成果の共有化を目的とした研究会に関しては、まず昨年9月8日から10日にかけて、中央大学葉山寮にて合宿研究会を行なった。そこでは、訪米調査報告および各人の、とくに新しいメンバーの研究報告を中心に、研究の進展を確認した。また、本年の3月、関西大学飛鳥文化研究所にて研究合宿を実施した。そこでは、各研究分担者がそれぞれ担当企業の研究状況を報告し、収集資料の精粗ばらつきがあるが、当該諸企業におけるニュー・ディール期の労使関係像解明の手がかりを一定明らかにできた。さらに、最終年度の研究計画および今後の研究活動の方向性を確認した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 森川 章: "デュポン社におけるサラリー・コントロール・スキームの形成過程"
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[Publications] ロバート・オザーン著, 伊藤 健市訳: "アメリカ労使関係の一系譜-マコーミック社とインターナショナル・ハーヴェスター社-"関西大学出版部. 374 (2002)