2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13440040
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
梶谷 邦彦 筑波大学, 数学系, 教授 (00026262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若林 誠一郎 筑波大学, 数学系, 教授 (10015894)
田村 英夫 岡山大学, 理学部, 教授 (30022734)
平良 和昭 筑波大学, 数学系, 教授 (90016163)
猪狩 勝寿 愛媛大学, 工学部, 教授 (90025487)
西谷 達雄 大阪大学, 理学研究科, 教授 (80127117)
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Keywords | 平滑化効果 / シュレデインガー方程式 / 超局所化 / 正則性 |
Research Abstract |
研究代表者および研究分担者が協力して、分散方程式の平滑化現象、初期値問題の解の正則性および時間的減衰、非線型問題の大域解の存在のテーマについての研究集会やセミナーを行った。その際、本研究のテーマについての新しい文献を収集することはもとより、国内外の大学、研究所の研究者との直接の討論、研究連絡、情報交換を最重要視した。経費の大部分は、そのための旅費に当てた。具体的には、梶谷が毎年主催している研究集会、松山キャンプおよび大学間交流筑波研究集会、さらに毎週開催している筑波解析セミナーの講演者の旅費として経費の大部分を使った。講演者としては国内では望月清東京都立大学教授、増田久弥東北大教授、井上淳東京工大教授、大谷光春早稲田大教授等であり、さらに国外ではイタリアのスパニョロ、コロンビニ、両ピサ大教授、バイヤンパリ第6大教授、ジーリーパリ第11大学教授、ドイツ・フライベルグ大学ライツッヒ教授等である。 さらに、主に分散型方程式の平滑化効果及び初期値問題の解の正則性の研究を行い、分散型方程式の研究は最近ようやく2階変数係数シュレヂンガー方程式の解析ができるようになったばかりであり、高階の変数係数分散型方程式についてはほとんど解析されていなかったが、この問題に関しては分担者、若林、猪狩各氏の協力を得て、2階変数係数のシュレヂンガー方程式については梶谷-若林がそれぞれ結果を得た。また2階変数係数シュレヂンガー方程式のGevreyの意味の平滑化および高階の変数係数分散型方程式の平滑化の解析を行った。さらに分担者、石井、田村、平良各氏の協力を得て、解の正いての結果を得た。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 梶谷邦彦: "Analytically smoothing effect for Schrodinger equation"Kluwer A-cademic Publisher. 185-219 (2000)
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[Publications] 若林誠一郎: "Claisical milocal analysis in H-function"Lecfure Note in Math Springer. 1737. 1-200 (2000)
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[Publications] 平良和昭: "Adegenerdte Neumann problem for quarilin elliftic"Tokyo J. Math. 23. 227-234 (2000)
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[Publications] 石井仁司: "A.P.D.E approch to stochastic ?nvariance"Discrete Cortin.Dynam.System. 6. 651-664 (2000)
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[Publications] 田村英夫: "Magnetic scattering at low energy"Nagoya Math. J.. 155. 95-151 (1999)
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[Publications] 西谷達雄: "Regularity of solutions to na-uniformly ch."Comm.P.D.E.. 25. 987-1018 (2000)