2001 Fiscal Year Annual Research Report
X線を中心としたスターバースト銀河での巨大ブラックホール形成の多波長観測的研究
Project/Area Number |
13440060
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鶴 剛 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10243007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 勝二 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10092206)
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Keywords | エックス線天文学 / 銀河 / 中質量ブラックホール |
Research Abstract |
1)X線を中心としたM82の多派長詳細観測 「すばる」IRCSの分光観測のデータ解析を行った。残念ながら、観測条件のため観測データの質が非常に悪いことがわかったものの、解析の報告を2001年秋の天文学にて報告した。これについては、引き続き解析をすすめ、追観測を行うべく観測提案を行う予定である。 2)中質量ブラックホールと巨大ブラックホール形成過程の理論的研究 理化学研究所、東京大学と共にスターバースト中での中質量ブラックホールの形成過程の理論的研究を行ない、スターバーストから中質量ブラックホールを経由し、巨大ブラックホールが形成される自然なシナリオを示した。この研究は新聞発表を行い、大きな反響を得た。 3)X線CCD用小型チェンバーの整備 X線CCDの較正試験を行なうために、容易に移動が可能な小型CCDカメラボディの設計製作をすすめた。その際、あらたにメカニカルクーラーを導入した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Matsumoto, Pierre, Tsuru, Davis: "ASCA observation of massive medium-distant clusters of galaxies. II"Astronmy and Astrophysics. 374. 28-35 (2001)
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[Publications] Ebisuzaki, makino, Tsuru et al.: "Missing Link Found? The "Runaway" Path to Supermassive Black Holes"The Astrophysical Jounal Letter. 562. L19-L22 (2001)