2002 Fiscal Year Annual Research Report
高分子材料の分数階微分構造とフラクタル構造の相関研究
Project/Area Number |
13450095
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Research Institution | Iwaki Meisei University |
Principal Investigator |
清水 信行 いわき明星大学, 理工学部, 教授 (10196529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 美洋 上智大学, 理工学部, 講師 (60053716)
高橋 義考 いわき明星大学, 理工学部, 助手 (00285719)
安野 拓也 いわき明星大学, 理工学部, 助教授 (90262237)
佐藤 憲一 日本大学, 工学部, 教授 (30060130)
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Keywords | 高分子材料 / 分数解微分 / フラクタル |
Research Abstract |
高分子材料の分数階微分構造とフラクタル構造の相関研究に関する研究会について平成14年度は次のことを行った。 1.FF研究会(高分子材料の分数階微分構造とフラクタル構造の相関研究に関する研究会の略称)を3回開催し、講演発表と質議応答を行った。 (1)第1回FF研究会(2002.7.14,7.13,上智大学) ・フラクショナル・オーダーをベースにした特異点の検出問題 ・分数階粘弾性微分方程式の初期値問題の解 ・Fractal Structure and Slow Relaxation of Polymeric Substance ・Fractional Order and Crosslinking Density ・フラクタルゆらぎ中での異常拡散とそのアモルファス半導体 (2)第2回FF研究会(2002.11.8,11.9,日本大学工学部郡山校) ・粘弾性体の幾何学的非線形問題 ・Fractional Viscoelastic Equationsの初期化 ・Complex Modules of Crosslinked High Polymers ・Fractional Diffusion EquationとFractal構造 (3)第3回FF研究会(2003228,3.1,いわき明星大学) ・アクリル系架橋ゴムの動的性質の力学モデルによる表現 ・粘弾性構造物のダンピングマトリックスの性質 ・シリコーンβゲルの載荷重実験の非線形応答の解釈 ・Relation between fractional diffusion equation, diffusion phenomenon and continuous time random walk. 2.各メンパーは上記講演発表を行うための具体的な研究を進めた。その内容は次のようである。 (1)粘弾性材料の分数階微分モデルの作成のための実験、モデル化 (2)アクリル系橋架ゴムの動的試験とモデル化 (3)粘弾性体の微細構造の電顕観察 (4)分数階微積分の歴史的発展の調査 (5)Fractional Diffusion Equationsの解の導出 (6)FractionalとFractalの接点についての解明
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