2004 Fiscal Year Annual Research Report
身体的コミュニケーションにおける引き込み原理に基づくヒューマンインタフェース設計
Project/Area Number |
13450106
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Research Institution | Faculty of Computer Science & System Engineering, Okayama Prefectural University. |
Principal Investigator |
渡辺 富夫 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (30167150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神代 充 岡山県立大学, 情報工学部, 助教授 (30314967)
山本 倫也 岡山県立大学, 情報工学部, 助手 (60347606)
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Keywords | ヒューマンインタフェース / ヒューマンインタラクション / 身体的コミュニケーション / 身体的インタラクション / コミュニケーション支援 / 身体性 / 身体性メディア / ロボット |
Research Abstract |
うなずきや身振りなどの身体リズムの引き込みに着目し、発話音声に基づいて聞き手及び話し手として身体全体で応答・反応するインタラクションロボットInterRobot及びCGキャラクタInterActorによるコミュニケーション支援システムを次世代ヒューマンインタフェース設計の観点から研究開発した。既に身体的コミュニケーションシステムの基本システムを開発し、身体的コミュニケーション技術の基盤を確立している。開発したシステムは、各種イベント等の多くの場で公開、テストを繰り返しており、現在、日本科学未来館等に常設展示され、研究成果が公開されている。身体的コミュニケーション効果を理論としてだけでなく、デモンストレーションシステムとして体験できる形で実証している。本システムは、乳幼児からの言語獲得に不可欠な身体リズムの引き込みに基づくコミュニケーション支援システムで、人と人を繋ぎ、思いを伝え合う身体的コミュニケーションの解明に構成論的にアプローチできる有力なツールである。一方、何事にも光と影があるように、本システムは、サブリミナル効果とは遙かに次元を異にする情報伝達効果が得られるだけに、その点は十分に見分けて、成果を早く公開して周知させることで、身体的コミュニケーションの不思議さ・素晴らしさに感動し、コミュニケーションを楽しくする、夢のある技術開発を目指して研究を進めている。 この成果に関しては、「2005年ヒューマンインタフェース学会論文賞(2005.3)」を受賞するとともに、IEEE RO-MAN 2004で大会長を務め「身体的コミュニケーションシステムE-COSMIC」と題して基調講演を行った。
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Research Products
(6 results)